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〇 ページ32
と、言うわけでAを呼び出してみた。
『優斗くんお待たせ、話ってなに？』
「あ、そんな、大したことじゃあ……」
後ろで手を組んで
上目遣いでキュルンと見てくるAが
最強に可愛すぎて言葉が詰まる。
『ん？』
「あ、あああ、あの、その……」
お、落ち着け、俺。
相手は幼なじみだ、好きって2文字言うだけだ。
「そ、そそそ、その……あの、だから……」
『どーしたの？』
「……なんでもない、忘れちゃった！！(笑)」
と、大きく笑って見せたけど
目の前では落ち込んでる様子のA。
『……なんで優斗くんはいつもそうなの。』
「へ？」
『……いい加減私の気持ちに気づけ、ばーか！』
そう言ってAは俺の頬にチュッとキスをした。
「……え？」
『……もう、優斗くんなんて大っ嫌い！！！』
目に沢山涙を溜めたAは
全速力で走っていってしまった。
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作者名：ひとみ
| 作成日時：2019年8月28日 20時
