WEST。

甘。 ページ14

今は楽屋に大毅くんとふたり。


ソファに2人で座ってるんやけど


何も言わずに大毅くんは


手を私の肩においてその手の人差し指で


私のほっぺをスリスリする。


「…なに、くすぐったい。笑」


大「んー？」


これは大毅くんが甘えたいときのサイン。


わかりやすいなっていつも思う。


「この歳になって年下の私に甘えたいとか


恥ずかしくないの？笑」


大毅くんはちょっとだけ顔を赤くした。


「恥ずかしいんかい。」


大「うるせっ。」


「シャイ岡」


大「重岡じゃ。」


「まゆげ。」


大「大毅くんや。」


「大毅。」


大「い、いきなり呼び捨てすんなや！」


「甘えたいなら甘えさせたるやん。」


大「甘えたいとかとちゃうねんな〜…


なんやろ、かまって。笑」


「…可愛い、大毅くん。笑」


大「可愛いとか言うな！」


「ニコニコ天使ちゃんなんやろ？」


大「せやで、俺はニコニコ天使ちゃんや。」


「可愛いやん」


大「おまえ…俺を煽るのもいい加減にせぇよ。」


「怒った…？」


大「襲うぞって話。」


「流星くんなら嬉しい。」


大「同期でメンバーの大毅くんで我慢せえ。」


「淳太くん呼ぶぞ。」


大「やめとけ。笑」

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