夜は星をながめておくれ２ T.M

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貴方side







なお ｢…それでうちに来たと｣







｢…はい｣







あの一件以来、また私達は離れ離れになった






貴久はそのままマンションに残り、私はすぐに住むところなんて見つかるわけもなく、またなおの家に来ていた






なお ｢ま、また好きに使ってよ｣







｢…いいの？｣







なお ｢へ？だってどこに断る理由があるのよ。大変だったね、怖かったでしょ？(ｷﾞｭｯ｣







｢…なお、大丈夫かな、貴久に迷惑かけちゃうかもしれないｯ…｣







あの日から押し寄せる不安と恐怖でどうにかなってしまいそうだった







なお ｢大丈夫、大丈夫だから。きっと増田も警戒しまくってるよ！！だから自信持ちな！！｣







なおの言葉はいつも背中を押してくれる






そうだ、今弱気になっていたらきっとボロが出る






自分でこの道を選んだんだから






ﾋﾟﾛﾝｯ







貴久明日会いに行ってもいいかな。







｢ねぇなお、明日貴久来てもいいかな？｣







なお ｢あたしは別に大丈夫だけど…来るなら気をつけてね？｣







｢うん、ありがと｣





Aうん待ってる。気をつけてね







貴久わかった。ちなみに手越も来たいって言ってるんだけどいい?







｢え、｣







なお ｢どした？｣






｢手越さんも来たいって｣






なお ｢え！？///｣






なおのこの反応…まさか







貴 ｢呼んでもいいよね？♡｣







なお ｢え〜///｣







貴 ｢あのさぁ、前から気になってたんだけどなおは手越さんのこと好きだよね？｣







なお ｢へ！？///｣







貴 ｢好きなんだ〜♡｣







なお ｢〜ｯ///増田には言わないでよ！？｣






貴 ｢わかったわかった笑…がんばれなお！｣







なお ｢…うん///｣







今自分はのことでいっぱいいっぱいになりそうだったけなんだから気持ちが楽になった気がする






全部なおのおかげかな







今度こそ自分に負けない







そう決めた日だった

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