夜は星をながめておくれ２ T.M

68 ページ20

貴方side







あれから3ヶ月ほど月日が経って、私達は一緒に暮らすことになった







今日は引越しの日







｢ほんっとうに長い間ありがとうございました！｣







なお ｢…本当に行っちゃうの？｣







｢うん、行くよ｣







なお ｢そっか、寂しくないって言ったら嘘になるけど、まぁこのまま一生居候されても困るしね｣







｢どっちなの笑｣







なお ｢ん？寂しいに決まってんじゃん〜(泣)｣






｢泣かないでよ、家すぐ近くじゃん笑｣






なお ｢あの部屋に1人は寂しすぎるって！家賃だって全額払わないといけなくなったし！！｣






｢あーそこはごめんね笑 でもすぐ会えるからさ、ね？｣






なお ｢うん、増田と仲良くね。もう家出しないでよ？｣






｢しないよ笑 もうあの頃みたいな子供じゃないからね｣







なお ｢それなら安心した！｣







｢ほんとにありがとね｣






なお ｢いーよいーよ。あ、王子が迎えに来たよー｣






増 ｢なんだよ王子って笑｣






なお ｢増田、Aのこと頼むね。こいつ何でも1人で抱え込むところあるからさ｣






増 ｢うん、昔からそうだから知ってる。ね？｣






｢そんなことないですー｣







なお ｢こういうところもね笑｣






増 ｢まぁ、もう不安にさせないから安心してよ｣






なお ｢次Aが泣いてうちに来たら殴るからね｣






｢大丈夫だって笑｣






増 ｢分かりました笑｣






なお ｢わかればよし！行っておいで｣






増 ｢ありがとな｣






｢なお｣






なお ｢ん？｣






｢ありがとう、なおには感謝しきれないよ｣






なお ｢そんなこと言われたら泣いちゃうじゃん…(ｷﾞｭｯ｣






なお ｢元気にやるんだよ？またなんかあったらいつでも来て。ご飯も誘ってよ？｣






｢うん、誘う！！また遊びに来る！｣






なお ｢じゃあね｣






｢またね｣





こうして私となおの長かった共同生活も終わり、新しく貴久との生活が始まった






増 ｢A｣






｢ん？｣





増 ｢またよろしくね｣






｢うん、よろしくね。貴久｣






本当にありがとうなお





またよろしくね貴久

69→←67

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す