銀魂3〜万事屋ここにあり〜

第三十二訓 海の水がなぜしょっぱいかだと？オメーら都会人が泳ぎながら用足してくからだろーがァァ！！ ページ2

長谷川と銀時はお互い向かいのパチンコから出てくると死んだような顔をしていた









長谷川｢よ…よォ｣









銀時｢あ…ああアンタも来てたの

どーした？スゲー汗だぞ負けたのか｣









長谷川｢え？いや今日はあっついな〜オイ

そういうお前も汗だくだぞ負けたのか｣









銀時｢あつい！今日はあっついなァオイ！

太陽！お前有休とれバカヤロー！！｣









長谷川｢そうか俺ァてっきり冷や汗かと…｣









銀時・長谷川｢うがァァァァァ｣









銀時と長谷川は男が落とした小銭に飛びついた









長谷川｢人間やっぱり楽して儲けようとか

そういうこと考えちゃいけねーな

汗水たらして稼いだ金は自然と身から

離れねーもんなんだ｣









銀時｢なんであそこで止めなかったかな〜

あそこで止めてりゃお前

ア〜勿体ねェ事しちまったよ

あそこで止めてりゃ…｣









長谷川｢人の話きいてる？

夢と希望に満ち溢れたガキの頃の俺が今の俺を

見たらなんて言うだろう？

拾った金で棒アイスをむさぼるオッさんを見たら…｣









銀時と長谷川はチューパットを加えながら噛み合わない話をしていた









銀時｢あそこで止めてりゃ今頃パフェ食べ放題

だったのにな〜あそこで止めてりゃ｣









長谷川｢人の話きいてる？｣









銀時｢ﾊｧ〜長谷川さんよォどっかにイイ儲け話でも

転がってねーもんか｣









銀時が不貞腐れていると茂みからカップルのイチャついた声が聞こえた









銀時と長谷川は二人の会話を聞くといきなり立ち上がる









長谷川｢今年の夏は｣









銀時｢Aの水着見放題だ｣









長谷川｢人の話聞いてた？｣









カップル｢何…？この人達！？｣









店主｢は？えいりあん退治？

え？ホントに来たの？あーそォ

アッハッハッいや〜助かるよ〜

夏場はかき入れ時だってのにさァ

あの化け物のせいで客全般入らなくて

まいってたのよ〜｣









店主は焼きそばを焼きながらそう話す









長谷川｢あの〜ひょっとして…

えいりあんに懸賞金かけたのって…｣

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