銀魂〜万事屋ここにあり〜

第八訓 粘り強さとしつこさは紙一重 ページ41

男「どーせ俺なんてケツ毛ボーボーだしさァ

女にモテるわけないんだよ」









お妙「そんなことないですよ男らしくて

素敵じゃありませんか」









男「じゃあきくけどさァもしお妙さんの彼氏がさァ

ケツが毛だるまだったらどーするよ？」









お妙「ケツ毛ごと愛します」









落ち込む男にお妙はそう言った









男(菩薩…全ての不浄を包みこむまるで菩薩だ)









新八「何ィィィ！！結婚申し込まれたって！？

マジでございますか姉上！！」









お妙「マジですよお店のお客さんに昨日突然ね」









新八「で…何て？」









新八は不安そうにお妙にそう聞いた









お妙「フフ…勿論丁重にお断りしたけど

びっくりしたわ〜初めて会ったのに

あんなにしつこく迫ってくるなんて

あんまりしつこいから鼻にストレートキメて

逃げてきたの」









新八「そ…そーですか…どんな人か僕も見たか…」









男「お妙さァァァん！！結婚してくれェェェ！！

一度や二度フラれたくらいじゃ俺は倒れんよ！！

女はさァァ愛するより愛される方が

幸せなんだよ！！って母ちゃんが言ってた」









男は電柱に登りそう叫ぶ









役人「こらアアア何やってんだ近所迷惑だ

降りてこいコノヤロー！！」









男「お巡りさんおちつけェェ！！

俺は泥棒は泥棒でも恋泥棒さ！！」









役人「何満ち足りた顔してんだよ！！

全然うまくねーんだよ！！降りてこい！！」









男「お妙さァァん！！

顔だけでも出してくれないかな〜！！

お妙さん！！」









お妙は灰皿を取ると男に投げつけた









銀時｢よかったじゃねーか

嫁のもらい手があってよォ

帯刀してたってこたァ幕臣かなんかか？

玉の輿じゃねーか本性がバレないうちに

籍入れとけ籍！｣









お妙「それどーゆー意味最初はねそのうち諦める

だろうと思ってたいして気にしてなかったんだけど

…気がついたらどこに行ってもあの男の姿がある

事に気づいてああ異常だって」









おじいちゃん「ハイあと30秒」

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