喧嘩独学 2 (ページ16)

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番外編〜村上の恋〜ページ16

村上｢よぉ…久しぶりだな｣

貴方｢久しぶり直哉君｣

カフェの椅子に座るAの名前を呼ぶ村上

村上は少し気まづそうに笑った

村上｢これ…ありがとうな｣

村上は新しいハンカチと一緒に

可愛らしくラッピングされた赤い口紅を渡した

貴方｢えっ…これって…？｣

村上｢ハンカチ…俺の血で汚れて洗ったけど

落ちなくてよ…そのお詫びだ

何あげればいいのかわかんねーから

とりあえず女は化粧するだろーし

そこの店員に聞いたらこれがおすすめっていうからよ｣

村上は少し顔を赤くさせそう言った

恥ずかしそうに頭をかく村上の姿を

少し驚いたように目を開きそしてクスッと笑う

貴方｢ありがとう凄く嬉しい！

これ新色ですごく人気があるんだよ！

私これすごく欲しかったの！｣

村上｢そうか…それは良かった｣

貴方｢でもこれブランド品ですごく高かったんじゃ…｣

Aは眉を下げながらそう言った

村上は鼻で笑い口を開く

村上｢そんなの気にすんな…イッ…｣

村上はお腹を押え痛そうに腹をさする

貴方｢お腹痛いの…？｣

村上｢ん？あぁ…大丈夫だ気にすんな｣

村上は優しい顔をしながら笑った

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夕方になりAと村上は道なりを歩いている

貴方｢今日は本当にありがとう！｣

村上｢礼を言うのは俺の方だ…ありがとな｣

貴方｢あっ、そうだ直哉君少し目を閉じてて｣

村上はそう言うAの言葉に少し首を傾げる

Aはお願いと言えば村上は少し顔を赤らめ

目を閉じる

貴方｢目、開けていいよ｣