喧嘩独学 2 (ページ15)

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第24話ページ15

新庄｢ジャブは直線に軽く振りぬくイメージだ

肩が大きく振れる一般人のパンチより何倍も速い｣

貴方｢でもパワーは期待できない

ジャブは相手との距離を測ったりけん制するために使うの｣

新庄｢だがジャブを打つ間もガードは緩めるな｣

Aの説明に新庄も付け足すように話す

志村は更に質問を続ける

志村｢ジャブは左手ストレートは右手？

お前や達也が使うのは見たことあるけど…

こうやって交互に突き出せばいいんだろ？

でも思ったよりやりづらいな｣

新庄｢…何してんだストレートは

腰をひねって打たないとバーカ｣

新庄は志村の腰を指で突く

志村は悲鳴を上げながら声を出す

志村｢来るなって言っただろぉ！！｣

--------ｷﾘﾄﾘ線--------

新庄｢なーんだこのためだったのか

ボクシングを適当に習った理由｣

貴方｢ゲームセンターに来てまで見るなんて

やっぱり玲ちゃんは心配してたんだね｣

Aはニコニコと笑えば

新庄はジト目でAを見る

貴方｢それにしても少し寒い…｣

新庄｢半袖短パンで来るからだろ…これ着てろ｣

新庄は自分の来ていたパーカーをAに被せる

貴方｢わっ…玲ちゃんの服やっぱり大っきいね

玲ちゃんの匂いする｣

新庄｢ッ…嗅ぐなアホ//｣

新庄はAが来ている服のフードを深く下げる

--------ｷﾘﾄﾘ線--------

貴方｢勝った…勝ったよ玲ちゃん！！｣

Aは嬉しそうに新庄に抱きつき喜んだ

新庄はAの頭をポンポンっとすると

新庄もニヤッと笑っていた