SnowManの無自覚系な水瀬くん。2 (ページ23)

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『…目黒くん、一緒に休憩しない？』

目「……いや、大丈夫っす。あとちょっとなんで。」

『そっか。じゃあ、俺先に休んでるね。』

目「……はい。」

佐「おーい！A！ちょっと来て！！これ見て！！」

岩「佐久間うるさいwあんま困らせんなってw」

『あ、はーい！(笑)今行きます！』

水瀬くんと違って、俺には休んでる暇なんてないから。

～数十分後～

『…ねぇ、そろそろ休憩しようよ。目黒くん。』

目「…まだです。あれ、そう言えば他の皆さんは？？」

『次の現場に移動したよ。あと、俺たちが居ると緊張するだろって。』

目「……そうですか。でも、俺まだいけます。」

『ん～。１回休んでからでもいいんじゃないかな。

立ちっぱなしで水しか飲んでないみたいだし。』

目「…大丈夫です。まだやれます。」

『倒れられたら困r((目「大丈夫だって言ってるじゃないですかっ！！」

目「……。自分の管理くらい自分で出来ます。

水瀬くんこそ、終わったならさっさと帰ったらいいじゃないですか。」

『……そっか。ごめんね。』

そう言って水瀬くんはレッスン室から出ていってしまった。

とてもじゃないけど、練習を続けられる心境じゃなくなって。

ふと鏡に映る自分を見てみると、

目「…うわ。ひっでぇ顔。」

こんな顔してフラフラしながら踊ってたら心配にもなるな。

.

……何やってんだろ、俺。

水瀬くんはただ、心配してくれただけなのに。

これから何十年も一緒に居る大切なメンバーなのに。

自分に余裕無くて八つ当たりして嫌味くさいこと言って。

とてつもない自己嫌悪に陥って、床に寝っ転がって目を閉じた。

.

目が覚めて、どのくらい経ったか確認しようとすると

あることに気がついた。

目「…水瀬くんの荷物まだここにあるじゃん。」

荷物があるってことは、戻ってくるってこと？

じゃあ、今この時間、水瀬くんは荷物も持たず何をしてる？

急に襲ってきた不安。

目「…くそ。水瀬くんに何かあったら俺のせいだ。」

俺はレッスン室を飛び出した。