通行人7人目 ページ10
Aside
どうやら体育館はまだ終わって無いみたいだ。
と言うか進んでない…?
天童「あっかわちゃーん!」
A「天童先輩?一体全体何が…?」
天童「賢二郎と一年君が喧嘩してるの〜。」
ケラケラと笑う先輩。
?「俺は!!牛島さんを越えるのが目標なんです!」
白布「お前なんかに越えられるワケ無いだろ!」
思ったよりも派手にやってる。
さっきの爽やかな表情とは似ても似つかない表情に僕を含む周りの一年は唖然としている。
白布「それが仮にできるとしたら、四六時中常に練習して、尚且つ元々才能のある奴位だ!一朝一夕じゃ追い付かないこと位、お前だって分かるだろ!?」
確かに。
そう思ってしまった。
何時もトスをあげている白布先輩が言うのなら、嫌でも説得力が増して、気の毒だが明らかにあの一年は無謀で、途方も無いような挑戦を今まさにしようとしている。
これも先輩の優しさなのかもしれない。
『やめておけ』
『今ならまだやめられる』
『そんな無謀な試練、もうしないでくれ』
多分、そう言って敗れた先輩や同級生を見てきたのだろう。
同じ人間、越えられないわけ無い、そんなことを思っていた、同じ志だったはずの人が居なくなっていく姿を見てきたのだろう。
?「そんなの、分かってます!だからこそ、越えて、証明して見せるんです!!俺は」
「誰よりも強いってことを!!」
白布「…はあぁぁぁぁ。」
えっため息深。
白布「忠告はした。…越えられるもんならやってみろ。」
白布先輩は片付けを再開した。
そこで僕は思ってしまったんだ。
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A「(かっこいい…!!)」
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さとうしお*(プロフ) - ゆめさん» ご意見ありがとうございます!そうですね、少し変更させて貰います。 (2019年2月14日 18時) (レス) id: e621729321 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - 体重軽いですね!少し体重重くしたらどうですか? (2019年2月7日 23時) (レス) id: 67bcc62700 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さとうしお* | 作成日時:2018年9月28日 21時