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一緒にダンス部を見に行こうと約束していたのはドンヒョクとミンジュの2人であった。ドンヒョクはどうやらこの人たちと知り合いらしいし、パッと見ミンジュが好きそうな顔立ちである。イケメン好きのミンジュなら喜んで一緒に行くだろう。そう思い、頷いた。2人は嬉しそうに笑顔を浮かべて、｢じゃあ30分後に戻ってくるからドンヒョクここに置いといて｣と去っていった。
薄い黄色の生地に茶色のチェックのズボンに、同じ柄のネクタイ。そして薄い灰色のブレザーはここら辺でよく見る制服だった。金髪の人は第1ボタンを開け、軽くネクタイをゆるめブレザーのボタンをとめずに着用していたのに対し、茶髪の人はネクタイをしっかりつけブレザーもボタンを全部とめていて、まるでサラリーマンかのような出で立ちであった。非対称的な2人があまりにも印象的で、しかもその2人があの脳内お花畑なドンヒョクと知り合いだというのだから思わず私は首を傾げた。
とりあえずあの人との関係は後でドンヒョクに訊くことにして、私は4階まで上がって客呼びをした後、E組の前を通りC組に戻ることにした。
｢あ、A！｣
｢ドンヒョク、いいとこにいた｣
丁度B組の前で立ち話をしていたドンヒョクを発見し、一緒にC組まで帰ろうと声をかける。いいよ、と返事をした彼は、それより見てよあれ、と教室の中を指さした。
覗き込むと、屋台風に変化している教室の窓際にジェミンくんと可愛らしい女の子の姿。2人ともこちらに体を向けていて、ミディアムくらいの焦げ茶色の髪をした女の子が自身が持つ白い紙を指さし、首を傾げている。その隣に立つジェミンくんは、何やら教えているようだった。彼の髪の毛は夏休みの時とは変わり、夏休み前の焦げ茶色に戻っていた。
もしかして、と察する。ドンヒョクを見ると、ニヤリ、とニヒルな笑みを浮かべた。
｢あれ、ジェミナが世話焼いてる日本人の子らしいよ｣
｢ああ、あの子が｣
｢お、お前も知ってんの？｣
｢まあ、少しだけ｣
確かにあの初々しさや前髪があり可愛い雰囲気など、韓国人とは違った日本人特有のものを感じる。｢ジェミナは世話焼きだからな、放っとけないんだろ｣とドンヒョクが楽しそうに呟いた。
｢他人の恋愛って見てて楽しいよね｣
そう言うと、私のことを見た。じーっと見つめてくるドンヒョクの意味深な表情に私は怪訝な顔を向ける。
｢……なに｣
｢ええ？楽しいなあって｣
本当に楽しそうな顔をして、再び彼は2人の方に目を向けた。
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ほのか(プロフ) - ジュンさん» はい！頑張ってください！ (2021年3月28日 15時) (
レス) id: a62bd22554 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン - ほのかさん» ありがとうございますー！TT 前回の更新から1週間もあいて待たせてしまいすみませんTT 文化祭の流れで色々ニヤニヤしながら内容を考えていました。これからも楽しみに読んでいただけると嬉しいです^^ (2021年3月28日 13時) (レス) id: 574c7b7109 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 早く続きが楽しみです！！！ほんっとに楽しみなんです (2021年3月25日 11時) (レス) id: a62bd22554 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン - さなこさん» コメントありがとうございます！TT 感謝感激です…これからどんどん進展していく予定ですので是非ともこれからも楽しんで下さい^^ (2021年3月20日 13時) (レス) id: 574c7b7109 (このIDを非表示/違反報告)
さなこ(プロフ) - ぐおおおおという気持ちでたのしませてもらってます(褒め言葉です) (2021年3月18日 23時) (レス) id: a10af9d64e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジュン
| 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/baekotowhani/
作成日時：2021年2月28日 20時
