大好きな時間 ページ9
｢A！かーえろっ｣
｢いいよミンジュ〜｣
｢A！かーえろっ｣
｢ごめんドンヒョク先約いるから｣
｢んえーーードンヒョクかなちいー！｣
うるさいうるさい、とミンジュとふたりで放課後の体育館を後にする。後ろから懲りずにドンヒョクはついてくる。ここまでが茶番。いつものことである。
｢今日雨降ってなくてよかったね｣
｢んね〜昨日なんて大雨だったからな｣
｢A大丈夫だった？私たち先に帰っちゃったじゃん｣
｢うん。忘れ物は机に置いてあったままだったし、天気予報見てなかったから濡れちゃったけど風邪も引かなかったし結果オーライ｣
｢よかった〜あの後気になってさ。でも今日元気そうだったから良かった｣
｢ちょっと俺お腹すいたー。お嬢さん達コンビニ寄ってもいい？｣
｢いつもお腹すいてんじゃん｣とミンジュと笑いながらコンビニに入る。ドンヒョクに奢らせよ〜、とミンジュとホットドリンクを見る。後から野次が聞こえるけど気にしない気にしない。
｢今週末の練習試合レギュラーとれるかな？｣
｢最近ミンジュ スリーポイントめっちゃ入ってるじゃん。
先生が考えてるのが総体のメンバーならユナ先輩が入っちゃうと思うけど、新チームのメンバーだったら絶対ミンジュ入ると思うよ｣
｢そう？Aに言われると自信つく！｣
｢ミンジュが頑張ってるの私が1番見てるから｣
｢ほらほらお二人さん熱いのはその飲み物だけにしとけって〜｣
｢ドンヒョク重い｣
｢それ｣
私達の間に入り肩に手を回しどしっとのしかかってきたドンヒョクに2人であしらい、どかしたその手に飲み物を2つ置く。
｢うわっ待ってドンヒョクめっちゃカッコイイんだけどどうした？｣
｢Aほんとだ…え？ほんとにドンヒョク？｣
｢んもーそんな言うなって照れるじゃんかもー｣
照れながらレジに向かうその後ろ姿を見てふたりでハイタッチをする。男(ドンヒョク)ってのはほんとに単純だ。
ミンジュと笑いながら先に外に出て待っていると、ドンヒョクがほいよっ、と飲み物を投げてきた。｢ミンジュ、ほんとにドンヒョク？は失礼｣と言いながら。
｢よっイケメン！ありがと！｣
｢ミンジュ今言ってもムダ。
そうやって言われて気づいたら俺こいつらに何円貢いでるんだろ……｣
｢あれドンヒョクがセクシーなお姉さんに貢いで金欠になってる未来が見える｣
｢ほんとだ7年後くらいだね｣
｢おいお前ら！｣
部活帰りに友達と笑いながら帰る、こんなどうしようもない毎日が私は好きだ。
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ほのか(プロフ) - ジュンさん» はい！頑張ってください！ (2021年3月28日 15時) (
レス) id: a62bd22554 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン - ほのかさん» ありがとうございますー！TT 前回の更新から1週間もあいて待たせてしまいすみませんTT 文化祭の流れで色々ニヤニヤしながら内容を考えていました。これからも楽しみに読んでいただけると嬉しいです^^ (2021年3月28日 13時) (レス) id: 574c7b7109 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 早く続きが楽しみです！！！ほんっとに楽しみなんです (2021年3月25日 11時) (レス) id: a62bd22554 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン - さなこさん» コメントありがとうございます！TT 感謝感激です…これからどんどん進展していく予定ですので是非ともこれからも楽しんで下さい^^ (2021年3月20日 13時) (レス) id: 574c7b7109 (このIDを非表示/違反報告)
さなこ(プロフ) - ぐおおおおという気持ちでたのしませてもらってます(褒め言葉です) (2021年3月18日 23時) (レス) id: a10af9d64e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジュン
| 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/baekotowhani/
作成日時：2021年2月28日 20時
