8個 ページ8
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_ﾊﾞﾝｯ
思い切りよく扉がひらく。壊れそうなくらいには。
MK「ごめんA！生徒手帳…」
「やっぱりマーク先輩のでしたか」
MK「中は？」
「持ち主を調べるために確認しました、すみません」
MK「じゃあ写真っ…！」
「わぁ、ソルチキやらかした」と頭を抱えて座り込むマーク先輩。
「彼女さんですか？」
MK「…まぁ、うん」
顔をりんごみたく真っ赤に染めて惚気けだす。
「可愛らしい方ですね」
MK「うん、可愛いんだ…へへ」
ズキリ。
笑った顔があまりにも幸せそうで、見たことの無いほど明るい表情に胸が痛む。
JN「っ、はっ、マクヒョン！」
MK「やー！なんでそんなに息切れしてるんだよ」
JN「ちょっと、寒くて、っ、走った…はっ」
JN「はぁ、俺Aの事手伝うから、マクヒョン休んでて、っ」
そう言うとマーク先輩の背中を押して部屋から押し出した。
ドアを閉めて、後ろに回した手で鍵を閉めれば少しずつ詰め寄ってくるジェノ。
JN「…泣きそうな顔」
「…誰が？」
JN「A」
「別に、なんで泣く必要があるの」
JN「だってマクヒョン」
ジェノの差し出した手を見れば、白い包み紙に巻かれた四角形のものがあった。
JN「…あげる」
「キャラメル？」
JN「うん、ホントはハグしたいけど、今は出来ないから」
「失恋したばっかだもんね」って笑って、自分も包み紙を開けたジェノは悲しそうな顔をしていた。
私も少し雑に包み紙を開けて、キャラメルを放り込めばその甘さが染みて、辛くて痛かった。
「甘いね」
JN「うん」
「痛いね」
JN「…ん、俺も」
そう言うジェノはさっきより更に悲しそうな、泣きそうな顔をしていた。
「なんでジェノが泣きそうなの」
JN「痛いから」
JN「ここが」
胸を指さしたジェノ。
JN「Aが痛いなら、俺も痛いよ」
また笑ったジェノはくしゃりと白い包み紙を潰した。
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ほのか(プロフ) - https://m.youtube.com/watch?v=AV2PROyGDAA (2021年3月26日 3時) (
レス) id: a62bd22554 (このIDを非表示/違反報告)
いぶ(プロフ) - ハリさん» はじめまして！私もハリさんの作品読ませていただいています、コメントありがとうございます嬉しすぎますどうしましょう・・・号泣 好きです！(突然の告白)頑張らせていただきます〜！ (2021年2月26日 22時) (レス) id: 6ec6f701f8 (このIDを非表示/違反報告)
ハリ(プロフ) - はじめまして！いつも楽しく読ませて頂いてます！ほんとにおもしろくて大好きなお話なので毎回の更新が待ち遠しいです…お体に気を付けて更新なさってください！次回も待ってます〜！ (2021年2月26日 21時) (レス) id: 86d42c940d (このIDを非表示/違反報告)
いぶ(プロフ) - lele01さん» ありがとうございます！！ノロノロ亀更新にはなりますが是非楽しみにして下さい、本当にありがとうございます！！ (2021年2月19日 18時) (レス) id: 6ec6f701f8 (このIDを非表示/違反報告)
いぶ(プロフ) - りょうかさん» はじめまして！書いてて不安になる部分もあるので、そう言って頂けて嬉しいです・・・(泣) ありがとうございます、遅めの更新にはなりますが、是非これからも楽しみにして頂けると幸いです！ (2021年2月19日 17時) (レス) id: 6ec6f701f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いぶ | 作成日時：2021年2月6日 10時
