十一話 ページ12
.
「ッ糞、如何なってんだ…」
恐らく、此奴らは霊夢たちの仲間だろう。
…攻撃して良いのか?
「っつか弾幕疾ェな」
「お兄さん、美味しそうなのだー。
わはー」
なんか凄い事云ってる。
「なんで攻撃して来ないんだ?
あたいたちを妖精だからってナメてもらっちゃあ困るよ!」
「私は妖怪なのだー」
「ちょ、一寸チルノちゃん」
…え、本当に薬入ったのか此奴ら?
「駄目だよチルノちゃん。
今から殺す人の前で沢山喋っちゃ。
まだ希望があるって勘違いしちゃうでしょ?」
「あ、バッチリ効果出てんじゃねえか」
なんだ彼奴…
「大ちゃんは頭が良いね!
あたいには遠く及ばないけどさ」
いやなんだ此奴…
「ルーミア!」
「わは〜」
「視界奪っちゃって!」
此奴らも能力持ってんのか…
ていうか。
「何をそんなベラベラ喋ってンだァ…?」
思わず三人も睨む。
「おい、手前ら調子乗ってんじゃねえよ。
そこの二人…来いよ、其の羽剥いでやるから。
んでお前は…俺が美味しそうっつったな?
生憎、俺は人肉を食べる主義は無いが…来いよ、食ってやる」
「な、なんだ此奴、いきなり何云って…」
「“チルノちゃん”“ルーミア”“大ちゃん”。
ルーミアは暗闇を操る系の能力。
そんで、羽の付いてるお前らが妖精で、
手前だけ妖怪。…まァ、人喰い妖怪って処だろ」
「なんで知って…」
「全部手前等が喋ったからだよ。
俺を殺す?
…其の口塞いでから考えな」
殺すのは流石に気が引けるから、
腹に一発入れて気絶させる。
「お、お前凄いな!」
何故か目を光らせている魔理沙が居た。
.
終わり←十話
9人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みるくれーぷ。 | 作成日時:2019年3月8日 22時