163，目的 ページ17
Side me
『もうじき全農園が廃止される筈だから』
私がそう言うと、みんなが固まった。
エマ“それ本当？”
『もちろん。今は最終巻だし。今日中に人間の世界へ行けるわよ』
ハヤト“やばいですよ！援軍だ、攻めてきます！早く逃げましょう！”
シスター“待って。これを”
シスターの1人が、タブレットを見せてきた。
どうやらレウウィスから全農園の廃止やムジカが王になることが伝えられたようだ。
ギルダ“ムジカ…！生きてた！！”
ユウゴ“おいおい…マジかよ”
ルーカス“本当にAの言う通りになった”
ドン“でもいいぞ。邪血が広まる！元の計画通り鬼達も滅びずに済む！”
オリバー“いや、それどころじゃない。農園…廃止”
エマ“農園が…なくなる…!”
ドン“俺達はもう�狄�用児�瓩犬磴覆ぁ弔發γ�にも追われない。自由になったんだ…！”
ラニオン“てことは…”
私達は一斉にフィル達のいるハウスへと駆け出す。
エマ“フィル…!”
フィル“エマ…？”
エマ“ただいま、フィル！！”
フィル“エマ…エマ…！！おかえり！”
フィルは泣きながらエマに抱き着いた。
やっと、全員が人間の世界へ行ける。いや、でもまだ確かあったような――
『！？』
鬼の気配がしたためそこを見ると、大勢の子供達が鬼に襲われそうになっていた。
確かここでママが――それは絶対にダメ。私が来た意味がない。私は態勢を整え、深呼吸をした。
『シィィィィィィ』
独特の呼吸音。刹那、エマ達の耳に雷の落ちる音が聞こえた。
『壱ノ型 霹靂一閃 神速』
足が折れたが、そんなこと今は関係ない。
私はママに迫り来る鬼の手を斬り、ママを思い切り蹴飛ばした。そして私は後方に飛び退く。
『はーー無事？特にママ。思い切り蹴飛ばしたけど』
ママ“え、ええ”
その後、襲ってきた鬼は捕まえられた。
『これで終了。私の目的は果たせたわ』
レイ“まさか――”
『本当だったらママ死んでたからね。間に合ってよかったわ、本当に』
エマ“ありがとうA！ママ、死ななくてよかったぁー!”
それから私達はムジカとソンジュに会い、GFに地下へと約束を履行するために向かった。
『この水を使って**に伝えるの。入口に行った時と同じ』
フィル“�爐瓦曚Δ哭瓩蓮�Aも人間の世界に行けるよね？”
やっぱりそうくるか……誤魔化しようがないな。
『あーいや、うん……一応人間の世界へは行けるんだけど――』
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夏 - ドラゴンさん» ありがとうございます！頑張ります! (2021年7月25日 15時) (
レス) id: 6bc76230b1 (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも無理せず更新頑張ってください！ (2021年7月23日 15時) (レス) id: cfbce6a52c (このIDを非表示/違反報告)
夏 - ぽんさん» 報告ありがとうございます。外しますね (2021年7月23日 15時) (レス) id: 6bc76230b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏 | 作成日時：2021年7月23日 15時
