162，一緒に ページ16
Side me
エマ“もしあなたがGFに生まれたら友達になれたかな。
立場が違うから争って貶めて憎みあってでもそれぞれの立場を差し引いたら…そうやって考えたら
本当は皆憎み合わなくてもいいんじゃないかな。あなただってそうでしょう？変わろう。
1000年の苦しみを今終わらせよう、一緒に生きよう。ピ―ター・ラートリー”
エマ銃を捨て、ピーターへと手を差し伸べる。
しかし、ピ―ターがその手を取ることはなかった。
ピーター“鬼などまだ可愛いものだぞ。
鬼がお前達にしてきたことなんて、人間は人間同士で遥か昔から繰り返してきている”
『承知の上。人間が人間を殺したり、実験の材料にするなんてよくある話。
それでも私達は人間の世界へ行きたいの。�犁瓦録祐屬龍性畍�こうの世界も変わらない』
ピ―ター“……「コードsolid」僕の叔父にそう告げるといい。それとA。君は何者だ？”
『前世の記憶があるただの食用児よ』
ピーター“まぁいい。見物だ、人間の世界でお前達がどこまでできるのか。
悪いが僕は一緒にはいけない。「新しい世界」とやらは、地獄の果てから楽しませてもらうよ”
ピーターが取り出したのは折りたたみナイフ。それを躊躇なく己の頚に刺した。
エマが慌てて手を伸ばしたが、その手は空を切り、ピーター・ラートリーの脈が完全に停止する。
エマはグッと目尻に浮かんだ涙を拭うと、立ち上がって言った。見てて、と。
ママ“それで…あなた達この後どうするの？”
ｴﾏ“1度退く。2000の王兵もいるし、まだやることも残っている。でもよかった。
GFへ来たらママ達とも話をしなきゃと思ってたの。人間の世界へ行こう。全部終わったらママ達も”
『大丈夫よ。**ともそういう風に約束を結んでる。何されようが引きずってでも連れて行くわ。
二択よ。食用児全員大人達とここへ残るか、約束を履行して大人含め全員で人間の世界へ行くか。
答えは決まっているでしょう？』
ママ“卑怯よ、その二択は”
『仕方ないでしょう？事実だもの。それに私は生きててよかった。
ハウスにいる間何度死のうと思ったことか。生きてこそ償える罪も晴らせる悔いもある。
人間の世界に行ったら、あなた達全員大活躍よ。何せいつの時代も人手不足だもの。
優秀な人材はいくらいても困らないわ。後悔するのは人間の世界に行ってからにしてちょうだい。
ああ、それとすぐに人間の世界へ行っても大丈夫よ。もうじき全農園が廃止される筈だから』
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夏 - ドラゴンさん» ありがとうございます！頑張ります! (2021年7月25日 15時) (
レス) id: 6bc76230b1 (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも無理せず更新頑張ってください！ (2021年7月23日 15時) (レス) id: cfbce6a52c (このIDを非表示/違反報告)
夏 - ぽんさん» 報告ありがとうございます。外しますね (2021年7月23日 15時) (レス) id: 6bc76230b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏 | 作成日時：2021年7月23日 15時
