144，憎しみの連鎖 ページ47
Side me
『ほら』
バーバラ“ガハッ、何者だよテメェ”
『��GFのお坊ちゃん�瓩辰討気辰�シスロが言ってたけど？
Λにいたわけじゃないのに、どうして私が勝てるのか？答えは脱獄のために鍛えていたから。
これで納得かしら？それと、申し訳ないけど私と話す時は私の顔を見てくれると嬉しいかな』
バーバラ“なんでわざわざそんなこと……”
『耳が聞こえないの。
左耳はエマもそうだけど、発信機が埋められていたから脱獄の時に切り落としたのよ。
右耳はレウウィス大公と戦った時に頭を打ってしまって』
シスロ“他の奴らはなんで耳切り落としてないんだ？”
『レイが発信機を無効化する装置を作ったの。すごいでしょう？この話は終わり。
バーバラは痣ができるほど強く蹴ってないし、骨も大丈夫な筈よ。
申し訳ないけど己の力量もわからない人が戦いに参加するな、修行しろ。
それは他のの4人も同じ。失敗したくないならノーマン含めてその作戦についてよく話し合うこと』
私はそう言ってエマ、レイと共に部屋を出る。
――――――
エマ“……ねぇ、昨日なんであんなこと言ったの？”
レイ“気持ちはわかるが言い過ぎたろ……”
『何でも何もないでしょう、考えが甘すぎる。あれじゃすぐ死ぬわよ。
まぁ確かにきつめには言ったけど、あれくらい言わないと意味ないしね。それよか今はノーマンよ』
エマ“あ、うん…早く話がしたい……あれからずっと考えてる。仲良くなれたのに。
バーバラもシスロもヴィンセントも、みんなすごく楽しくていい人達なのに。
あんな風に憎しみ一色になるなんて。GPで…オリバー達も鬼を憎んでいたけど…
あんな果てのない憎しみは初めて…怖かった。「鬼への同情」じゃない…
私はあの時、Aの言う通り目の前の憎しみの深さが怖かったの。でも…
「敵はみんな同じ」って、ムジカも？あの子供の鬼達だってきっと何も知らないよね？
それを全部同じなんておかしい…おかしいよ…!”
レイ“ああ。けどやられた当事者にゃそんなことは関係ない。
受けた苦しみは紛れもなくて「憎むな」なんて言えることじゃない。
憎み出したら止まらなくてどんどん膨れ上がって…どうしようもない憎しみの連鎖。
これが「戦争」ってヤツなんだろうな。相手への恐怖、自らの貧困、施政者への打算、互いの誤認
始まる理由は様々だけど。そもそも相手を想える余裕があったら殺しちまおうなんて思やしないし”
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nainara - 本当に面白いです！これからも応援してます！ (2021年10月10日 18時) (
レス) @page27 id: aa46041561 (このIDを非表示/違反報告)
夏 - レモン味のかき氷さん» 拝読ありがとうございます！頑張ります。これからも是非読んでください (2021年7月23日 14時) (レス) id: 6bc76230b1 (このIDを非表示/違反報告)
レモン味のかき氷(プロフ) - 面白いです！頑張ってください！ (2021年7月22日 18時) (レス) id: e6207c7e03 (このIDを非表示/違反報告)
夏 - ドラゴンさん» 報告ありがとうございます。変えますね。 (2021年5月29日 14時) (レス) id: 6bc76230b1 (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン(プロフ) - レイの叫び声が設定された名前（マイン）になってます。変換機能を使って読んでいるので変えてほしいです (2021年5月28日 18時) (レス) id: 9b62aa768c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏 | 作成日時：2021年5月5日 12時
