131，ハッピーエンドとバッドエンド ページ33
Side me
レイ“中華人民共和国のに似てるんだよな……”
中国？……まさか
中身を見ると、そこには私のよく見知った文字があった。
『――日本語』
レイ“日本語？”
『私の母国語よ。へぇ、年単位で久々に見たわね。英語ばっかじゃ気が滅入し。
これ、私に読ませて』
レイ“読めんのかよ！？いろいろ混ざってるけど”
『母国語だしね。読めない字も多分あるあるけど漢字もある程度は出来る筈よ。
ある意味日本語って3か国語がごちゃ混ぜになったようなものだけど。
にしても、なぜ日本語の本があるのかしら。私と同じ転生者？』
レイ“……マジか、すげぇな。ともかく解読任せたぞ”
『ええ』
私が呼んでいる間も、着々と話し合いが進んでいく。
そして、エマ、レイ、私、ドン、ギルダ、ヴァイオレット、ザックでD528—143に行くことになった。
『申し訳ないけど私抜けていいかしら』
え、とみんなの声が被る。
『1から鍛え直したいし、全部知ってる私が行っても……それに今回は死人もけが人もでないわ』
エマ“……ねぇ、Aは知ってるんでしょう？どうして教えてくれないの？”
『確かに私が全部話したら早いわ。ハウスの時に私が最低限のヒントしか出さなかったのと一緒。
あなた達の成長を妨げることになってしまうわ。
それに、なるべく同じ時間軸にしないと逆にバッドエンドになるかもしれない。
�犹抉膽圻瓩鵬颪┐覆�なるかもしれない。私はそれを避けたいの。
既に私という
これ以上私という存在のせいでみんなを巻き込みたくない。
この世界が原作からの改変をどれだけ受け入れるかだってわからない。
私のせいで危険にはさらしたくない。
原作の修正力がどれだけ働くのかだってわからない。
私が手を出すことでハッピーエンドからバッドエンドになる。それだけは何としてでも避けたい』
ドン“〜〜ッわかったよ！とりあえずこのまま行けばハッピーエンドなんだろ？
ならいいじゃねぇか、それがわかっただけでも”
ドンのその言葉に、みんながハッとする。
エマ“うん……そうだね！わかった。じゃあA抜きで行ってくる！”
『ええ、行ってらっしゃい』
そしてしばらくの期間準備をし――
エマ“じゃあ……行ってきます！”
6人はシェルターを出発した。
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nainara - 本当に面白いです！これからも応援してます！ (2021年10月10日 18時) (
レス) @page27 id: aa46041561 (このIDを非表示/違反報告)
夏 - レモン味のかき氷さん» 拝読ありがとうございます！頑張ります。これからも是非読んでください (2021年7月23日 14時) (レス) id: 6bc76230b1 (このIDを非表示/違反報告)
レモン味のかき氷(プロフ) - 面白いです！頑張ってください！ (2021年7月22日 18時) (レス) id: e6207c7e03 (このIDを非表示/違反報告)
夏 - ドラゴンさん» 報告ありがとうございます。変えますね。 (2021年5月29日 14時) (レス) id: 6bc76230b1 (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン(プロフ) - レイの叫び声が設定された名前（マイン）になってます。変換機能を使って読んでいるので変えてほしいです (2021年5月28日 18時) (レス) id: 9b62aa768c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏 | 作成日時：2021年5月5日 12時
