124，秘密の狩り庭25 ページ26
Side レイ
ナイジェル「今来る。けど」
オジサン「Aとペペが…！！頼む！早く手当てを」
ルーカス「生きてた…本当に良かった！」
オジサン「こっちの台詞だバカ野郎！喜び合うのは後だ」
ルーカス「ああ、Aとペペをこっちに！」
オジサン「早いとこ手当てして、できる限りすぐにGFを出ねぇと」
屋敷にはまだバイヨンの手下が残っている。
屋敷の怪物も倒してからじゃダメだ。情報がない上にこちらは満身創痍。
これ以上犠牲を増やすのは得策じゃない。どうする、どうする……！？
「ルーカス！！足りないよ…もう薬がない……」
そりゃそうだ…既にこれだけの重傷者……
レイ「だったら血を止めるだけでも…！！麻酔は要らない。消毒液も糸なしでやれる。
ナイフを火であぶって血管を焼き切れば……！」
あとは持ってきたムジカの薬……
レイ「とにかく出血個所を見つけてこの血を止めないと…！シェルターに戻りゃ輸血もできる。
器具もある。ハウスからくすねてきた薬もまだ少しは――
最低限の応急処置だけして今すぐにでもここを出よう。今すぐ連れて帰りゃAはきっと…
まだ助かる！」
いや、それが出来なきゃAは死ぬ。死なせねぇ、何をしたって絶対に…！！
エマ「けどシェルターまで4日はかかる」
オジサン「いや……最短距離で突っ切れば…一日半で戻れる道もなくはない…」
オリバー「置いて行って。俺達を置いて行って、ルーカス」
ルーカス「「置いて…行け」？何を言ってる……オリバー」
オリバー「言葉の通りだ。俺達…A以外の重傷者7人をここに置いて行ってくれ…
そうすれば全て解決する」
オリバーは言う。
最短距離で3人(オジサン、エマ、レイ)がAを連れ帰り他のみんなは3週間の道で安全に帰る。
重傷者がいなければナイジェルとヴァイオレットで皆を守って帰れると。
ルーカス「だめだ…置いて行けない…君達を置いて行くなんて――」
なら
レイ「誰も置いて行かねぇ。Aは助ける、全員でも帰る」
オジサン「ああ、そうじゃなきゃ、他でもねぇこいつが納得しねぇ」
エマ「私達がみんなと帰る」
ヴァイオレット「え」
レイ「ああ。
ナイジェルとヴァイオレットとエマと4人で絶対あんた達全員無事にシェルターへ連れて帰る」
ナイジェル「それじゃAは…」
エマ「オジサン、オジサンにAを任せてもいい？」
「任せろエマ。お前達の親友は俺が必ず連れ帰り助ける」
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nainara - 本当に面白いです！これからも応援してます！ (2021年10月10日 18時) (
レス) @page27 id: aa46041561 (このIDを非表示/違反報告)
夏 - レモン味のかき氷さん» 拝読ありがとうございます！頑張ります。これからも是非読んでください (2021年7月23日 14時) (レス) id: 6bc76230b1 (このIDを非表示/違反報告)
レモン味のかき氷(プロフ) - 面白いです！頑張ってください！ (2021年7月22日 18時) (レス) id: e6207c7e03 (このIDを非表示/違反報告)
夏 - ドラゴンさん» 報告ありがとうございます。変えますね。 (2021年5月29日 14時) (レス) id: 6bc76230b1 (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン(プロフ) - レイの叫び声が設定された名前（マイン）になってます。変換機能を使って読んでいるので変えてほしいです (2021年5月28日 18時) (レス) id: 9b62aa768c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏 | 作成日時：2021年5月5日 12時
