120，秘密の狩り庭21 ページ22
Side me
ソーニャ「ルーカスの仲間の話、聞いた？」
エマ「え」
サンディ「ルーカスとそのかつての仲間は当初
ルーカスの親友であるリーダー格の少年が上手く指示を出しながら武器を有効に使い戦略的に守り、
逃げて1人も死なせずこの狩り庭を生き延びていられた」
ソーニャ「すごい集団だったのよ」
ザック「普通不可能だ」
サンディ「しかしレウウィスに目をつけられた途端――壊滅させられた」
ザック「ヤツはルーカスの仲間を1人1人なぶり殺していった。
まるで赤子の手を捻るようにそれを親に見せつける」
ソーニャ「全てルーカスと�狄突А蹐料�悪を煽るため、殺意を駆り立てるため。
追いつめて追いつめて狩るのを楽しむためよ」
ザック「実力は別格。その上、イカレ野郎で何をしてくるかわからない。
計画に狂いが出るとしたらあいつだ」
エマ「……Aは？戦ったんでしょう？」
エマがそう言うと、ハッとしたような顔でみんなが一斉にこちらを見てくる。
『勝機は0じゃないわ。というか怪我は多少するにせよ、勝てると思うわ。
レウウィスは私を――私達を舐めてる。でも負ける可能性は0じゃない。
あと全員でレウウィスを倒すのは無理だと思うの』
ソーニャ「それはどうして？」
『レウウィス除いたほかの鬼達……ルーチェは大丈夫でしょう。
でも他の……バイヨン、ノウスとノウマ誰かしら負傷者は出るんじゃないかしら。
だから全員で、は無理だと思うの。でもレウウィス含め全員殺すのは出来るわ、断言する。
なんの保証にもなりはしないけど』
エマ「そっかぁ。でも怪我は出来るだけしたくないね」
『そうね。できるだけ五体満足で。怪我しても死ななきゃまだいいんだけど』
結構な数の人が重症だったはずだ。せめてその怪我を少しでも軽くできるといいんだけど。
エマ「そうだね…ってAもう怪我してるよね！？」
『気にしない、気にしない』
ｼﾞﾘｱﾝ「みんなー！ご飯だよー！」
子供達が集まり、食事を受け取っていく。エマがテオの分だろう。2つ受け取り路地へと向かった。
すると
ジャアアアアン！！！
オリバー「音…楽…？」
やっぱりそうなるか。全員を含めた最終確認は何一つ行っていない、でも大丈夫。
『みんな落ち着け！』
私の突然の大声に、辺りがシンと静まる。ごめんオリバー、台詞とっちゃうけど。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 113人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
nainara - 本当に面白いです！これからも応援してます！ (2021年10月10日 18時) (
レス) @page27 id: aa46041561 (このIDを非表示/違反報告)
夏 - レモン味のかき氷さん» 拝読ありがとうございます！頑張ります。これからも是非読んでください (2021年7月23日 14時) (レス) id: 6bc76230b1 (このIDを非表示/違反報告)
レモン味のかき氷(プロフ) - 面白いです！頑張ってください！ (2021年7月22日 18時) (レス) id: e6207c7e03 (このIDを非表示/違反報告)
夏 - ドラゴンさん» 報告ありがとうございます。変えますね。 (2021年5月29日 14時) (レス) id: 6bc76230b1 (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン(プロフ) - レイの叫び声が設定された名前（マイン）になってます。変換機能を使って読んでいるので変えてほしいです (2021年5月28日 18時) (レス) id: 9b62aa768c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夏 | 作成日時：2021年5月5日 12時
