118，秘密の狩り庭19 ページ20
Side me
ルーカス「僕の生存を知っているのは今、君達とアダムとさっきの9人だけだ」
エマ「助けてくれた子は？」
ルーカス「死んだよ。5年ほど後に、病気で。それから8年。ここから一人逃げることも考えた。
この負傷にペンもない…けど、一か八か逃げてB06-32へ戻り、あいつに無事を知らせて…
でもそう考えるたびに過ぎるんだ。密猟者に殺された仲間の無念。
わけもわからず逃げ惑う子供達の悲鳴。あの子の恐怖。僕はこの狩庭を終わらせたい。
アイツらを許せない…！だから同じ思いを持つ子供達を束ね、技術、情報を伝え共有した。
それにここを去るわけにはいかなかった。
あいつを呼び戻す時のためにもここを潰しておかなければ…」
エマ「？」
ルーカス「見つけたんだ。B06-32にあった。ミネルヴァさんが食用児を呼んだ理由。
あの場所がそうだったんだ。あの子が最初に僕を隠してくれた場所」
そう言って、ルーカスは壁のレンガの一つを押した。すると目の前の扉が開いた。
ルーカス「抜け穴があるんだ、この風車と森に繋がる。その先に�猗癲蹐�あった。
鍵のかかった入れない扉」
エマ「ひょっとして――」
ルーカス「ああ、鍵は君の持つそのペンだ。13年…こんな機会がめぐってこようとは。
これであの�猗癲蹐涼罎魍里�めることができる。行こう。案内するよ、ミネルヴァさんの�猗癲蹐悄�
ミネルヴァさんの真意へ」
すごく言いにくい。私は�犇發涼咫蹐帽圓�つもりはない。知っているから。いいか、言っちゃえ。
『あのー私、先に外出て散策しておいていいかしら。この場所の構造を把握しておきたいの』
エマ「！Aは気にならないの！？……あ、そっか。�猖棔蹐如�」
私はこくりと頷く。
ルーカス「�猖棔蹇�」
『エマ、ルーカスには話してもいいわ。私は少し抜けるから』
エマ「うん！わかった！」
ルーカス「え、ああ。わかった」
『それじゃあ』
私は2人に背を向けて歩き出す。一先ず離脱成功だ。
私は途中で会ったオリバー達とともに、この村を案内してもらうことにした。
そしてしばらくして私達は部屋に戻ると、ルーカスとエマが戻ってきていた。
ルーカスとエマは、扉の先で見たものと人間のせかいについて語り始める。
ルーカス「――猟場を終わらせ、無事に出て、人間の世界へ！！」
ヴァイオレット「？どうした？」
エマ「え？あ…良かったって思って」
ヴァイオレット「？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 113人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
nainara - 本当に面白いです！これからも応援してます！ (2021年10月10日 18時) (
レス) @page27 id: aa46041561 (このIDを非表示/違反報告)
夏 - レモン味のかき氷さん» 拝読ありがとうございます！頑張ります。これからも是非読んでください (2021年7月23日 14時) (レス) id: 6bc76230b1 (このIDを非表示/違反報告)
レモン味のかき氷(プロフ) - 面白いです！頑張ってください！ (2021年7月22日 18時) (レス) id: e6207c7e03 (このIDを非表示/違反報告)
夏 - ドラゴンさん» 報告ありがとうございます。変えますね。 (2021年5月29日 14時) (レス) id: 6bc76230b1 (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン(プロフ) - レイの叫び声が設定された名前（マイン）になってます。変換機能を使って読んでいるので変えてほしいです (2021年5月28日 18時) (レス) id: 9b62aa768c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夏 | 作成日時：2021年5月5日 12時
