109，秘密の狩り庭10 ページ11
Side me
エマ「オジサン。明日の前に肚割って話そう、私がオジサンを助けてあげる」
オジサン「は？助けてあげる……だと？」
エマ「うん」
普通に考えたら策か何かかって考えるだろう。だけどエマは違う。
エマ「おかしいよ。考えれば考えるほど、敵対する必要なんてない。
やっぱり、同じ�狠α�者"同士私達は解り合えるし、協力し合えると思う。
お互いその方がいいし、そうしようよ。肚割って話そう」
オジサン「うぜぇ。「助けてあげる」？ガキが何様だ。何だと思や…ふざけるなよクソ触覚！
俺はお前が嫌いだ、お前達が嫌いだ。肚を割る気も、話す気もねぇ。うせろ！！」
だけど残念ながら
エマ「いやだ！！」
こうなるのよね。
オジサン「！？」
エマ「嫌われようが、殺されようがほっとかないもんね！もうやめよう、隠してもムダ。
逃げてたって何の解決にもならないよ」
殺されたらほっとく以前に干渉できないでしょうが。
オジサン「は！？」
エマ「辛かったんでしょう？「いい家族」だったんでしょう？オジサンの仲間達も。
オジサンも、そんな仲間達のことが大好きだったんでしょう？
失って、悲しくて、悔しくて、憎くって、いっぱいいっぱい苦しんで、何年も何年もたった一人で」
ちぎれそうな思いで、毎日を繰り返して来たんでしょう？」
オジサン「……………お前に、お前らに何がわかる……お前らなんかに……」
エマ「わかんない。想像するしかない。
仲間全員を失ったオジサンの苦しみを軽々しく「わかる」なんて言えない。言えないんだけど」
エマ「解るよ」『解るわ……嫌というほど』
解ると言ったら解る！
エマ「そっくりだったんでしょう？今の私と昔のオジサン。私達家族とオジサンの仲間。
だからオジサン、私達を見るのが辛いんでしょう？辛くて、苦しくて、銃を向けたんでしょう？」
『でも、オジサンが本当に目の前から消したかったのは私達じゃないかつての自分自身。
そうでしょう？』
私はエマの言葉を引き継ぐ。
エマ「私達を消しても、憂さ晴らしくらいにならなるかもしれない。
けど、結局は何も変わらないよ、をオジサンが苦しいのは変わらない。それじゃダメだ。
だから変えよう」
オジサン「何を変える。どうやって」
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nainara - 本当に面白いです！これからも応援してます！ (2021年10月10日 18時) (
レス) @page27 id: aa46041561 (このIDを非表示/違反報告)
夏 - レモン味のかき氷さん» 拝読ありがとうございます！頑張ります。これからも是非読んでください (2021年7月23日 14時) (レス) id: 6bc76230b1 (このIDを非表示/違反報告)
レモン味のかき氷(プロフ) - 面白いです！頑張ってください！ (2021年7月22日 18時) (レス) id: e6207c7e03 (このIDを非表示/違反報告)
夏 - ドラゴンさん» 報告ありがとうございます。変えますね。 (2021年5月29日 14時) (レス) id: 6bc76230b1 (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン(プロフ) - レイの叫び声が設定された名前（マイン）になってます。変換機能を使って読んでいるので変えてほしいです (2021年5月28日 18時) (レス) id: 9b62aa768c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏 | 作成日時：2021年5月5日 12時
