【約束のネバーランド】転生したので頑張ります。２ (ページ44)

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Side me

ドン「俺達は──」

違う。

？「待った。〝GF出身"で〝七日前逃げて出た16人"とかそういうのは結構」

見ればわかるもの。

？「見りゃ判るし既に知ってる」

本心は……

？「要はな、なぜお前らみたいなド素人のザコが16人全員1人も死なずに生き残っちまって(・・・・・・・・)いるのかってことだ」

鍛えてるもの。

ドン「え」

？「いいか？ここはシェルターだ、食用児全員の。さっきも言ったが、水･食料･部屋…全部揃ってる。だが、限りがある」

ビクッ

？「俺は自分の取り分が減るのは嫌だ、絶対に。俺は先輩だ、先着順だよ。
ここは俺の家、俺だけの家だ。それからお前らは死ぬ。どうせ死ぬ、いずれ死ぬ、確実に死ぬ。
弱いからだ」

死なない、絶対に。

ドミニク「そんなこと──」

？「いや、弱い、見ればわかる。死の淵になど立ったことも無い。

そのくせ基礎の基礎だけをわずかに齧った程度で生きている気になっている。

無知でおめでたいザコそのものだ、俺が保証する。お前らは死ぬ。

この世界で生きることなど到底不可能」

そんな保証信用できるわけないやろがッ。

レイ「…あんたのかつての仲間のようにか？」

？「そうた。どいつもこいつも弱いから死んだ。そして俺だけが生き残った、俺だけが生き残れた(・・・・・)」

本当は違う、生かされた。それが真実。

？「13年、俺だけが。俺は学んだ、生き残る術を」

クリスティ「生き残るすべ？」

？「ムダを省くことだ。仲間=ムダ。希望=ムダ。情け=ムダ」

さて、どうするかな。何にも考えてなかったわ。

？「全部ムダ」

エマ「そんなことない！」

エマは叫び、机を叩く。しかし

？「いや、ムダだ」

その一言と同時に、男性は拳銃を背から取り出す。

私はエマを突き飛ばしたため、銃を押し付けられた。

レイ「A！！」

？「！」

みんな驚いている。

？「仲良しこよしの雑魚の群れなんざ何よりムダだ。生き残れるとしてもこいつくらいだろ」

へぇ。一応評価はしてくれるのね。

？「よこせ」

レイ「？」

？「ペンだよ、お前らの。俺が貰う。お前ら後輩(ザコガキ)が二度と地下(ここ)に入って来られないように」