84,暴露 ページ36
Side me
ギルダ「大体エマはいつだって無茶がすぎるのよ!耳切るのだって当初の計画にはなかったし、勇敢なのはいいけど死んだら終わりじゃ。無茶しすぎんな!!」
エマ「ごめんなひゃい……でも」
ギルダはエマのほっぺを引っ張っる。
ギルダ「「でも」じゃない」
レイ「言われてる言われてる」
『レイもよ』
レイ「は?」
クリスティ「レイもだよ」
ほら言わんこっちゃない。
レイ「ん?」
クリスティ「オトリになってたって聞いた」
イベット「あのトカゲみたいな鬼もAがいなかったら1人でやっつけようとしたんでしょ」
マルク「追手相手にただ鬼ごっことか正気!?」
アリシア「正気じゃない」
……めちゃくちゃ言われてる。
ラニオン「レイは目を離すとすぐ死のうとするからな」
トーマ「またかよ」
レイ「いや待て待て待て俺は──」
ロッシー「はい、じゃあソンジュに聞いてみよう」
ソンジュ「あれは10:0で死んでた」
クリスティ「ほらぁー」
レイ「オーーーイ!!」
ソンジュ「Aがいなかったら、の話だけどな」
確かにギリギリ逃げれていたと思う。
するとジェミマが泣き出す。
ドミニク「泣かせたー」
レイ「死なない!死なないから…!」
ジェミマ「……心配したんだよ」
レイ「!」
ドン「エマとレイが俺たちのこと心配してくれるのと同じように、今回俺たちみんなすげぇ心配したんだよ」
ナット「うん。ドンとギルダも泣きそうだった」
ドン「Aもだぞ」
ん?私無茶したっけ……あ、してたかも。
ギルダ「そうよ!いくら‶本″で知ってても、無茶しすぎよ!ある意味エマより無茶してるんだから」
アンナ「ギルダの言う通り。耳切るのだって当初の予定になかったのにそのうえ、
『もったいないから』とか言って麻酔なしで切ってたじゃない!髪も私のために切っちゃったし」
レイ「野良鬼も刺してたしな」
アンナとレイによる暴露に、みんなが酷く驚いた顔をした。
ラニオン「麻酔なしっ!?」
トーマ「A人間……?」
これには、流石のソンジュとムジカも驚いていた。そう、私は麻酔なしで耳を切ったのである。
ギルダ「A……?」
気のせいだろうか。ギルダからものすごい怒気を感じる。エマの時よりもずっと濃い……。
気のせいってことにしておこう、うん。
その後こってりギルダ達に叱られましたとさ。
ギルダ「お願いだから、自分を大切にして」
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クロシェット(アムール)(プロフ) - いつも楽しく見させて貰ってます!応援してます! (2021年4月19日 22時) (レス) id: 66de3eaad7 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです!頑張ってください! (2021年4月12日 1時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
せいらちゃん(プロフ) - 応援してます! (2021年4月10日 10時) (レス) id: f872510362 (このIDを非表示/違反報告)
レモン味のかき氷 - 面白いです!頑張ってください! (2021年4月4日 11時) (レス) id: f308ff6fdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏 | 作成日時:2021年4月3日 13時