48，生きるか死ぬか ページ50
Side me
そしてみんなが出ていこうとするが、私はノーマンを呼び止める。
ノーマン「A、どうしたの？」
私は単刀直入に言った。
『明日、逃げる気ないんでしょう？』
ノーマン「！ああ」
『一つ朗報。本の
ノーマン「生きられる……！？ありがとう、A。少しだけ希望が持てた」
『ほら』
ノーマン「？」
『本当は生きたいんでしょう？』
ノーマン「……ッ！」
『大丈夫、レイは止めるわ。安心して行っおいで。決して神様になんかならないでね』
ノーマン「？わかった。
『ええ、もちろん任せて……ライオンのあごで待っているわ』
ノーマン「？？」
そして翌日。今日はノーマンがλに行く日。
いつもの通りの朝だった。
ごはんを食べて、テストを受けて。
そう、�犢�せな孤児院″
全ていつも通り。弟妹も私達もママも。
レイ「大丈夫、うまく行く」
そして、ノーマンが消えた。
あっという間に自由時間が終わる。
ノーマンはいない。ただし、それは‶今"だけ。すぐに戻ってくる。
ラニオン「あれ？」
トーマ「どした？」
ママ「いない…ノーマンがいない」
ママの一言に辺りがザワつく。
パチン
エマ「！！？」
ママは微笑むと、発信器を見るためのコンパクトを閉じた。
みんな「あっ／あー」
ノーマンが戻ってきた。
エマとレイとドンとギルダは何故って顔をしている。私は無表情のまま。
エマ「なんで……？」
ギルダ「嘘……」
ドン「なんで……」
逃げなくてよかった。そう、どこかホッとした自分に腹がたった。
そうして私達はハウスの中へと戻る。
レイ「てめぇ…！どういうつもりだ！！ここにいりゃ死ぬんだぞ。今すぐ逃げろ、姿消せ！！」
ノーマン「嫌だ。逃げるつもりは無い」
レイ「は？」
ノーマン「それより聞いて欲しい、時間が無い。報告、逃げ道の下見」
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夏 - レモン味のかき氷さん、感想ありがとうございます！これからもぜひ拝読していただけたら幸いです。 (2021年3月27日 13時) (
レス) id: 6bc76230b1 (このIDを非表示/違反報告)
レモン味のかき氷 - 面白いです！頑張ってください！ (2021年3月27日 9時) (レス) id: f308ff6fdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏 | 作成日時：2021年3月26日 17時
