41，提案 ページ43
Side me
エマ「じゃ、私達も足折ればいいよ！」
あらら……
エマ「いいでしょ、ねっ？レイ、骨折しよう」
ノーマン「エマ何言って……」
エマ「あのね、こんなハデにケガしてるからAが代わりに出荷されることはないと思うの…
門で鬼が言ってたでしょう？私達は"高級品"、しかも"特別"。
出す時はちゃんとしてなきゃダメなんだよ」
エマは嬉々としながら言う。
エマ「代わりに出されるとしたら私達のどっちか…
だから私達も大ケガしちゃえばきっとすぐには出荷されないよ」
ノーマン「そんな馬鹿な……」
レイ「ﾌﾞｯ…アハハハ！その手があった！」
ノーマンは目を見開いて驚く。
ノーマン「レイ！！？」
レイ「よし、折ろう」
ノーマン「Aも止めて！？」
私はフルフルと首を横に振る。
ノーマン「Aまで…」
レイ「けど腕でよくね？」
エマ「あ、そっか！じゃ腕で！腕にしよう！」
2人の会話にノーマンはポカンとしている。
ノーマン「いや待って！必ずしも怪我をすればすぐに出荷されないとは……」
エマ「じゃあめっちゃ風邪引く！」
ほんと驚きを通り越して呆れるよね……
ノーマン「！？？」
レイ「病気の時のは食わんだろってことね」
エマ「骨折超痛いし風邪もしんどいけどいいよね？」
レイ「おう」
ノーマン「そんな」
エマ「それでも、ダメならまた別の手考える。何だってする！」
ノーマン「なんで……おかしいよ、3人とも。そんな……」
エマ「何言ってんの？ノーマンが死んじゃうより全然いいよ。ノーマン言ってくれたよね？
"みんな"の中にノーマンがいなきゃ私は嫌だ！！予定外の出荷とかママの事情とか関係ない。
「死ぬ」なんて選択肢最初からない！！
大丈夫、
ノーマン「うん……」
……ノーマンの嘘つき。ノーマンは戻ってくる。
レイ「決まりだ、明日お前は塀に上って逃げたフリ」
ノーマン「ついでに下見もして来よう。警備が軽い内に済ませておいた方がいい」
エマ「だね」
ノーマン「それに気になっていることもある……気になっていることと言えば、レイ、A…これ、前にも一度聞いたんだけど……」
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夏 - レモン味のかき氷さん、感想ありがとうございます！これからもぜひ拝読していただけたら幸いです。 (2021年3月27日 13時) (
レス) id: 6bc76230b1 (このIDを非表示/違反報告)
レモン味のかき氷 - 面白いです！頑張ってください！ (2021年3月27日 9時) (レス) id: f308ff6fdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏 | 作成日時：2021年3月26日 17時
