22，秘密の部屋２ ページ24
Side me
レイ「待て待て。そこまでするメリットはない。通信手段っつっても十中八九本部と繋がってるだけだし、出てった兄弟の
ドン「だけど……！！」
ドンが反撃しようと試みる
レイ「つまりメリットよりリスクの方が明らかにデカいんだよ。場所がわかったのはよかった。――でも、今無理して入る場所じゃない」
ノーマン「……だね」
エマ「そっか」
レイ「それよか今探るべきは別のことだ」
ノーマン「今はとにかくシスターに気をつけて、下手な動きで墓穴を掘らぬこと」
レイ「その通り。ママは勿論
ドンとギルダが肩を震わせる。
エマ「大丈夫。普通にしてれば大丈夫だよ」
ギルダ「うん…」
ドン「夕飯の準備してくる……」
エマ「あとから行く」
私もドンとギルダの後を追って部屋を出る。
私は夕飯の準備を始める。すると、ドンとギルダの姿がないことに気が付いた。
……隠し部屋に行ったのか。
Side ドン＆ギルダ
ママの書斎へと入り、隠し扉が存在するであろう本棚の前へ移動する。鍵は事前にドンがママから盗んできていた。
ドン「この本棚の裏に隠し扉が…」
ギルダ「……本当に入るの？」
ドン「嫌なら来るな」
ギルダは沈黙する。しかし、今更引き返すなどできる筈が無かった。
ドン「俺はあいつらみたいに冷静になれない。どんな些細な手がかりでもほしいんだよ！一刻も早く！！あいつを助けてやらなくちゃ…！！」
ドンは本棚を力いっぱい殴る。
ドン「くそっ！重い！動かねぇ！！それに、知りたいんだ。
ギルダ「形をよく観察して」
ドン「……」
ギルダは全体をじっくりと観察し、本棚を横にずらした。ドンは感嘆の声を漏らす。
ギルダ「行こう。私も知りたい、確かめたい」
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夏 - レモン味のかき氷さん、感想ありがとうございます！これからもぜひ拝読していただけたら幸いです。 (2021年3月27日 13時) (
レス) id: 6bc76230b1 (このIDを非表示/違反報告)
レモン味のかき氷 - 面白いです！頑張ってください！ (2021年3月27日 9時) (レス) id: f308ff6fdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏 | 作成日時：2021年3月26日 17時
