10，演奏、『最初で最後のお話』 ページ12
ノーマン「また僕ら先を越されちゃったね」
１２歳になるまでには皆里親を手配され巣立っていく。
それもまた
コニー「ね、ねぇA！」
私はコニーのほうを見て首を傾げる。なにか忘れているような……。
コニー「フルートを吹いてもらえないかな？できれば〈つきのひかり〉がいいな」
少し照れながら言うコニー。
それだ！忘れてた。我ながら一生の不覚……。
私は肯定の意味で首を勢いよく縦に振り、急いでフルートを取りに
(((A足はやっ)))
『あった！』
急いでフルートを持ってコニーのもとへと戻る。
たしか〈つきのひかり〉だよね。
コニー「A！」
私はレイの隣に腰掛け、フルートを吹き始めた。
―――――
演奏が終わった瞬間、わっと拍手が巻き起こった。この演奏は
自由時間も終わり、ついにコニーの旅立ちの準備の時間になった。
コニーとの『最初で最後のお話』の時間だ。
私はコニーと話をする為に抱っこして誰もいない部屋に行く。
私が急に抱っこしたからコニーが驚いていた。
コニー「A？」
『最初で最後のお話ししようか』
コニー「お話し、してくれるの？」
『ええ、っとその前に……はいこれ』
コニー「これ、リトルバーニーの？」
『そう、着せ替え洋服。今日のコニーの服とおそろいよ』
コニー「ありがとうA！大切にするね」
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夏 - レモン味のかき氷さん、感想ありがとうございます！これからもぜひ拝読していただけたら幸いです。 (2021年3月27日 13時) (
レス) id: 6bc76230b1 (このIDを非表示/違反報告)
レモン味のかき氷 - 面白いです！頑張ってください！ (2021年3月27日 9時) (レス) id: f308ff6fdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏 | 作成日時：2021年3月26日 17時
