宮野(姉)、鬼殺隊最強らしい。【鬼滅の刃×佐々木と宮野】

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『君、止まって。その箱には鬼がいる。』




「！！！」

当然といえば当然なのだが少年はやはり驚いた顔をしている。

(この反応からすれば確信犯、だな)

私はなるべく作り笑顔を保ち、少年に近づいた。

『ねえ、さっきも言ったけどその箱には悪い鬼がいるの。放っとくと君が死んじゃうから、私にその箱を渡して。』

「！！！？？？」

少年はもともと大きな目をさらに見開いてこちらを向いた。

というか、この子受け顔だな。

多分攻めもいけるが。

いや、今は仕事に集中だ。

『ほら、早く』

「いやです！！」

少年は突然、鼓膜が破けるかと思うほど大きな声で叫んだ。

正直言ってうるさい。

周りの迷惑とか考えないのかこの子は。

「他のものなら構いません！ただこの箱だけは渡せません！！」

「妹なんです！でも、今まで一度も人を食べていません！2年もの間、こいつは人を食べていないんです！」

「俺と妹を信じてください！」

『え…』

『ねえっ、妹さんが鬼から人間に戻る方法探してたりする？』

「はい！なんでわかったんですか！？」

『私の弟、…一応今はほぼ人間なんだけどちょっとだけ鬼の血が入ってるの。鬼舞辻に接触したのはそれが最初で最後。』

「鬼舞辻から守ったんですか！？」

『うん…、弟の寝顔を眺めてはぁ嫁にやりたくねぇってぶつぶつ呟いてたら血を入れてた鬼舞辻を撃退した…』

(ええええええ！！！？？？)

『そのあとははっ私の気配にすら気づかねえのかよって思ってた…』

(強者だ…)

『というわけで、私も弟が半人半鬼なんて気持ち悪いからさっさと純人間に戻したいの…君も協力してくれる？』


「はい！もちろんです！それと、俺の名前は竈門炭治郎です！」

『炭治郎くんね、了解。私は…あー、宮野雪姫。一応よろしくね。』


わざと、柱だということは言わないでおいた。

理由？


面白そうだからだよ←

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