手に入れるのは(ﾘｸ)…gr,kr ページ10
※軍パロ
グ「A、俺の元へ来る気はないか。」
くられと研究しているとある日金髪の男がやって来た。生憎、研究としがない趣味にしか興味がないのでどこかの誰かなんて分からない。
く「また来たんですか、グルッペンさん。しかも本人が居る時に。」
グ「全く話が進まんからな。直接言った方が早いと思ってな。」
再び自身の扱っている試験管に視線を落とせばくつくつと喉のなる音がする。そして向かいの椅子に座り興味深そうにこちらを見てくるのだ。
グ「……今は何をしている？」
あ「新しい毒の効能を調べてる……薬に使えるかもしれないから。」
ペラペラと舌は止まることを知らない。くられはまた始まったとでも言うように肩をすくめ苦笑い。グルッペンと言われた金髪の男は私の話に相づちをうち楽しそうに聞く。
グ「やはり、話に聞いていたとおりだ。齢18とは思えんな。」
あ「探求する事に歳なんか関係ない。」
そうしてまた試験管の作業をする。グルッペンは興奮した様子でくられに話し掛ける。
グ「やはりこいつは我が国に必要な人材だ！是非とも手にいれたい！」
く「残念。もう僕の助手だから。君にはあげない。」
どっちでもいいから静かにしてくれないかな、なんて思ったがこのまま話させておけば害は無さそうだったので放っておくことにした。
グ「なあ、A。お前が俺のもとに来るならば、俺は最高の研究室を提供してやる。好きな研究を好きなだけさせてやる。」
あ「……そこにくられは居るの？」
するとグルッペンはくすりと笑って「お前が望むのなら居るだろう」と言う。
く「A？行っても僕は別に構わないけど、よく考えて。好きな研究も出来るけど、ほとんどの時間を国のための研究に回すことになるとおもうよ。」
あ「それは……面倒かもしれない。」
とぽとぽとフラスコに紫の液体と黒い液体をいれて混ぜ合わせる。
グ「……ふむ、今まで俺の周りに居なかったタイプの女性だな。ますます欲しい。」
く「ふふ、僕はそこに惚れたんだよ。研究に没頭する姿なんて特に綺麗だろう？」
なんとなく気づいてはいた。グルッペンの涼しげな目にも、仮面の奥のくられの目にも同じ火が灯っているのだ。
く「流石にグルッペンさんの頼みでもAはあげられない。」
グ「先生もくればいいだけの話だ。まあ、俺が手を出さないとは言っていないが。」
二人の間に火花が散った。
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羅威那(プロフ) - 鵯(ひよどり)さん» 喜んでいただけたようでなによりです。体調まで心配していただけるとは……。これからもこの作品をよくしていくため、日々頑張ります！ (2018年7月20日 8時) (
レス) id: eebf109561 (このIDを非表示/違反報告)
鵯(ひよどり)(プロフ) - 羅威那さん» リクエスト消化有難う御座います。描写が美麗鮮烈で感嘆に尽きます。影ながら応援しております。最近は内外の寒暖差が激しいですのでお身体には十分お気をつけ下さい。並びに度重なる長文申し訳御座いません。 (2018年7月19日 16時) (レス) id: cabb857a13 (このIDを非表示/違反報告)
羅威那(プロフ) - 鵯(ひよどり)さん» わかりました、わざわざありがとうございます！本当に例えるなら万華鏡みたいな感じですね！ (2018年7月19日 2時) (レス) id: eebf109561 (このIDを非表示/違反報告)
鵯(ひよどり)(プロフ) - 羅威那さん» 其の辺りの主観は作者さんにお任せしますが、そうですね。敢えて言うなればカラフルで次々とめまぐるしかったり、完成した物が一瞬で壊れてしまうとか、壊しているのは回し手であるとか同様の模様が反射でずっと続いているとか。なんか上手く言い表せなくてすみません。 (2018年7月18日 22時) (レス) id: cabb857a13 (このIDを非表示/違反報告)
羅威那(プロフ) - 鵯(ひよどり)さん» ひとらんの学パロで病みですね？分かりました。すいません、教養等がないために万華鏡みたいな恋…というのがいまいちピンとこないのですがこういう事です、というのがありましたら説明をお願いできますか？ (2018年7月18日 21時) (レス) id: eebf109561 (このIDを非表示/違反報告)
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