作者の欲と妄想が詰まった短編集 (ページ7)

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声 :轟焦凍ページ7

放課後の教室から声が聞こえた。
除いてみれば一人の女子が歌っている。

切なそうな歌声と表情に釘付けになった。

綺麗だと、今にも消えてしまいそうだと、
そう思った。

名前は知ってる。山田A。
話したことがあまりない。
ただ、親近感のようなものはあった。
Aはプレゼント・マイクの歳の
はなれた妹なんだそうだ。

思い出してみれば
流石『プロヒーローの妹』とよく
言われていた。

そんなことを考えていると、Aに気づかれた。

『……いつからそこに居たの？』

轟「さっきだ。」

『……そっか…』

轟「………お前の声は綺麗だな。」

するといきなりパッと顔が明るくなった。

『本当？！』

目をキラキラと輝かせる。
嗚呼……そうか。こいつは………

轟「本当だ。それに、
その声はお前しか出せない声だろう？」

『ありがとう！』

今度は満面の笑みでそう言った。

…………………おまけ………

『兄さん。私好きな人出来たから。』←真顔

マ「ホワッツ？！誰だ？！誰なんだ！！A！
おい！教えろ！！！」

心配症なお兄さんだったら可愛い←