作者の欲と妄想が詰まった短編集 (ページ6)

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red spider Lily :プレゼント・マイク2 ページ6

マ「他にもあるぜ？」

自分でも口があんぐり開いたのが分かった。

マ「それに、俺がぴったりだと思ったのは
別な花言葉があったからなんだぜ？！」

『へぇ……』

反応が薄いぜ？！と嘆くマイク。

マ「それで、だ！Aはあきらめっつー
花言葉よりも情熱が、似合ってるって俺は思うぜ？！」

きっと私の目は見開いかれているんだろう。
【あきらめ】以外知らなかった。
それに、【情熱】だなんて、正反対じゃないか。

『似合わないよ。何処が情熱なの………』

マ「その目さ！」

『目？』

彼は真剣な顔をして言う。

マ「俺を見てるときの目。」

私のビクッと肩が揺れる。

マ「今も獲物に襲いかかりそうな獣の目だ。
無気力なふりしててもバレバレだぜ」

ドクンと私の中心から聞こえる音が煩い。

ニヤニヤと笑っている彼は
全てを見透かすような笑みだ。

『………仕方無いじゃない。
蜘蛛は肉食なの。』

知ってるぜ。とマイクは言って

マ「むしろ歓迎だぜ？」

と、余裕そうな笑みを浮かべた。

……………end