作者の欲と妄想が詰まった短編集 (ページ5)

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red spider lily :プレゼント・マイク1 ページ5

主人公の個性は「蜘蛛」で
蜘蛛っぽいことは大抵出来る
雄英の教師設定
…………………………

私のデスクにはいつも曼珠沙華。
私にぴったりな花。

無気力で、無欲なふりをしている。

逃した魚は大きいと、自分で感じる前に、
本当はそんなに欲しいものではないと
そう、思うことにする。

こんな根暗な私には彼は勿体無いのに。
いつも話しかけるのだ。

マ「HEY！A！もう夕方だぜ？！
そろそろ休んだらどうなんだ？」

『ただでさえ声デカいのに…横で喋らないで…
それに…仕事たまってるのに休めない。』

マ「こいつぁーシブィーー！！！」

一日一回は下らない会話をする。
それだけで充分なのに。

今日は二人で残業だった。
ラジオは？と聞くと休みと返ってくる。

まだ隣に居れるという嬉しさを隠しながら
残業をしていたら、ポツリとマイクが呟いた。

マ「この曼珠沙華はAみたいだな！」

横から腕が延びてきて花びらをいじる。

『そうだね、私にぴったりだと思うよ。』

曼珠沙華の英語名の一つred spider lily。
きっとその事を言ったんだろう。
花言葉にも疎そうだし←

『………曼珠沙華の花言葉って
【あきらめ】なんだって………』

知ってた？と聞くと意外なことに

マ「他にもあるぜ？」

なんて言ってきた。

next………………