85話 ページ15
その後繰り上がりでB組の鉄哲くんと塩崎さんがトーナメントに入り組み合わせが決まった
ミッドナイト｢組はこうなりたした！｣
モニターに投影されたトーナメント表
私の最初の対戦相手は三奈ちゃん
芦戸｢悠風！お互いがんばろーね！負けないよ！｣
貴｢私こそ｣
いつもの元気な笑顔で可愛く宣戦布告してくる三奈ちゃん
負けるつもりは無い
圧勝してやる
そんな最低な思いがお腹の中で渦巻いている
それを押し殺してニコリと笑い返し答えた
そのままレクリエーションとなったが私は参加せずスタジアムの外に出て人気のいない所へ来た
しかし、誰もいないかと思ったら先客が居たらしい
貴｢あ｣
轟｢ん｣
今日は彼に遭遇する率が異様に高い
集中していたのだろう
邪魔しては悪いと思い引き返そうとしたら引き止められた
貴｢...なんで引き止めるの？｣
轟｢お前、昼前あそこに居たか｣
黒とエメラルドグリーンの綺麗なオッドアイが全てを見透かしているかのように私を見つめる
その視線が嫌に気持ち悪くて全身が粟立った
隠す必要も無いしわざと聞いていた訳でもない
私はその場にいた事を素直に話した
貴｢盗み聞きした感じになってごめんね
タイミングが悪くて｣
轟｢別にいい｣
貴｢ていうか、私がいるの気づいてて出久にあんな事言ったの？｣
轟｢あぁ、悪いか｣
全く悪びれる様子もなく尋ねてくる
貴｢2人には何も言ってないんだから余計なこと吹き込まないでよね
私と似たような境遇の轟くんだったから良いけど他の人にはバレたくないのよ｣
轟｢そうか、そりゃあ悪かったな｣
私から目線を外すとまた意識を集中させ始めた轟くん
絶対悪いと思ってないんだろうなぁ
紅白頭を見つめながらそう思った
今度こそ場所を変えようと体の向きを変え歩き出したら聞き取れるか聞き取れないか位の声で
轟｢お前にも勝って俺はあいつを見返す｣
そう呟いたのが聞こえた
貴｢誰だろうと負けない私が勝つから｣
私も聞こえるか聞こえないか位の声で言い返してやった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 373人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
エトワール(プロフ) - アメちゃんさん» コメントありがとうございます！ぼちぼち更新していきますね！応援よろしくお願いします^^ (2020年12月30日 5時) (
レス) id: c8812f6df4 (このIDを非表示/違反報告)
アメちゃん - 更新頑張ってください。応援してます。 (2020年12月28日 0時) (レス) id: d4f3d414f5 (このIDを非表示/違反報告)
エトワール(プロフ) - リノさん» コメントありがとうございます！！最近スランプ気味ですが応援を励みに頑張ります！！楽しみにしててくださいね！ (2020年10月8日 12時) (レス) id: ea6765c315 (このIDを非表示/違反報告)
リノ(プロフ) - 最高すぎます！！続き楽しみにしています (2020年10月7日 12時) (レス) id: fc408fc325 (このIDを非表示/違反報告)
エトワール(プロフ) - 霜夜華さん» わぁぁぁ！！！！凄い！！めちゃくちゃイメージ通りです！！お忙しいであろう中わがまま聞いてくれてありがとうございます。本当に感謝しかないです！！また何かありましたらよろしくお願いいたします (2020年6月5日 1時) (レス) id: eb3af96d18 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
