緑谷と爆豪の幼なじみは水と風を操るチートでした【ヒロアカ】 (ページ35)

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33話ページ35

轟｢どんな個性なんだよお前！！｣

貴｢敵に手の内明かすわけないでしょ！！

内緒！｣

駆け出したAは轟に飛び蹴りしたがガードされ次は轟が...というふうに体術による攻防が始まった

貴｢もう！！！埒が明かないなぁッ！！｣

Aがしびれを切らしたように言い、パチンと指を鳴らすと轟に水で出来たネットのようなものが覆いかぶさった

轟｢何だコレっ、くっついて離れねぇ｣

貴｢ハァ、ハァ、無理に動くと余計絡まるよそれ｣

Aがゆっくりと近づいていき手錠をかけようとすると

轟｢オレだって負ける訳には行かねぇんだ！！！｣

一気に部屋が熱くなった

貴｢っ！？炎！！？｣

轟の左側が炎で覆われておりジュッという水が蒸発する音と共にネットは消えてしまった

貴｢あっつ！チッ！｣

Aは舌打ちすると右手を轟にかざし

貴｢ヘビーウォーター！！｣

と叫んだ

すると、轟は水で出来た大きなボールに包まれてしまった

轟(っ！重いっ、水が重くて纏わりついてくる...上手く動かせねぇ！！)

轟が困惑している間にAは水の中に飛び込み轟の手に手錠をかけた

貴｢確保っ！！｣

Aがそう言うと同時に水は消えた

轟｢っごほっごほっ｣

貴｢ごめん、轟くん最後のびっくりしたでしょ｣

轟｢あぁ......(左使っちまった..)｣

オールマイト｢2人ともお疲れ！！とてもいいバトルだったよ！障子少年とモニタールームに戻ってくれ！｣

貴｢はい...(あの技思わず使っちゃった...)｣

轟｢行くぞ悠風｣

貴｢うん、あ、待ってそのままじゃ風邪ひく｣

そう言い左の指をパチンと鳴らすと全身ずぶ濡れだった轟もAもさっきまでコスチュームまでびっしょり濡れてたのが嘘のように乾いていた

轟｢すまねぇ｣

貴｢ううん、気にしないで｣

2人は障子と合流しモニタールームへ向かい講評を聞いてからA組みんなでグラウドの入口へ移動した

オールマイト｢お疲れさん！！緑谷少年以外大きな怪我も無し！

しかし、真摯に取り組んだ！！

初めての訓練にしちゃみんな上出来だったぜ！｣

｢相澤先生の後でこんな真っ当な授業...

なんか拍子抜けというか.....｣

オールマイト｢真っ当な授業もまた私達の自由さ！

それじゃあ私は緑谷講評を聞かせねば！！
着替えて教室にお戻り！｣

それだけ言うとオールマイトは急いでいる様子で保健室まで向かって行った