小さい頃の私は ページ17
目の前で私が泣いている
いくら手を伸ばそうとしても、叶わないことは大分前から知ってる
A「うっ…うう〜」
私は泣き続けてる
傷と砂まみれの手で涙をぬぐいながら
??「どうしたんだい?」
A「…ぱぱ」
お父さん
私が泣いている理由なんてずっと同じだけど
毎回優しく話を聞いてくれた
父「…」
A「また、言われた。ひぐっ…お前は化け物だって…人間じゃないって…」
父「そうか…お前は人間がいいのか?」
A「だって人間じゃなきゃ皆にいじめられる」
父「パパはお前が化け物でもいいけどな」
A「え?」
父「お前はパパの大事な一人娘だ。それは変わらないだろ。ずっとパパの大事な一人娘でいてくれ。それにお前の瞳は夕焼け色で綺麗だぞ。さぁ、泣くのはやめて、帰ろうか。今日はミートパイだぞ」
A「…うん」
私はお父さんと幸せそうに手を繋ぐ
お父さんの事、大好きだった
お父さんが綺麗だと言ってくれて嬉しかった
でも結局
私はこの瞳が大嫌いなままだ
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ラリナ - あ、もう最高です。もっと早くこんな素敵な作品に出会いたかった、、笑 (2020年8月21日 23時) (レス) id: ba4960ba20 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2019年2月2日 20時