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Part17 ページ23

………
!?!!?

ヤバイ!!
何でいっちゃったの?
馬鹿か自分は!

一瞬で飛び退り、一目散に玄関へ走る。
靴をコンマで履き、ドアノブに手を伸ばす。

ガチャ…

ドアノブを掴んだのは私の手ではなく…





ゴツい男の手だった。

(沖矢?)「逃がすと思いますか?」

A「…思いません。」

そのまま腕を捕まれリビングに戻される。
ソファに投げられ、受け身をとっている間に銃を突きつけられる。

沖矢?さんは首に手を伸ばし変声期と呼ばれるものを切る。

(赤井)「さて、話し合いをしようか。お前は何者だ?なぜ俺を知っている?」

うん、話し合いじゃないでしょ。コレ。
尋問だよね。

A「黙秘権を行使します。」

(赤井)「ふざけるな。」

ガチャ…

A「…人の家で銃ぶっ飛ばしていいの?」

(赤井)「もちろん、壊れた家具などは弁償するさ。質問に答えろ。」

A「…きっと信じないと思うよ。」

(赤井)「それはこちらが決める事だ。」

A「じゃあ一個だけ。私は黒の組織の仲間じゃないよ。」

赤井さんの目が僅かに見開く。

(赤井)「じゃあ何者なんだ。」

A「説明が難しいけど…違う世界の住民だって言ったら信じる?」

(赤井)「…ふざけているのか?」

A「至極真面目だけど。まぁ見てもらったら分かるよ。」

そう言って私は腕をなぞる。

その瞬間、いつもの景色が戻ってくる。
このまま帰らないでおこうかと思ったが、そうも行かない。
もう一度腕をなぞる。

(赤井)「…!?」

赤井さんは少なからず、驚いているようだ。

A「…どう?信じてくれる?」

(赤井)「…」

A「…やっぱり無理だよね。殺す?」

私は赤井さんを見つめる。
赤井さんは何かを考えているようだった。

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作成日時:2018年12月13日 22時

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