Part13 ページ19
私は沖矢さんに案内されて、ベットのある部屋に通された。
(沖矢)「このベットに自分を先に寝かせられたら、相手の意見を通す…というのはどうです?もちろん手段は問いません。」
A「…本気でいってます?」
(沖矢)「ええ」
ベットはダブルサイズ。
投げられても痛くなさそうだ。
A「分かりました。」
(沖矢)「では…」
ザッと、音をさせて格闘技の構えをとる。
そのまま、先手必勝とばかりに相手の肩めがけて蹴りを放つ。
沖矢さんは腕でそれを受ける。
(沖矢)「ぐっ…!!」
A「えっ…?」
そのまま沖矢さんはうずくまる。
受けた腕をおさえたまま。
A「おっ沖矢さん!!ごっごめんなさい!痛かったですか?」
まさか、赤井さんが避けないはずがないと、次の手さえ考えていた。
沖矢さんに駆け寄り、腕をさする。
すると、沖矢さんの手が腕から離れ、
(沖矢)「捕まえた。」
私の腰を掴み、ふわりと持ち上げた。
A「えっ…!!うわぁっ」
ぼすんっ、と音を立ててベットに投げられる。
(沖矢)「僕の勝ち…ですね」
A「ずっずるいですよ!騙すなんて!!」
(沖矢)「手段は問わないので。」
確かにそう聞いたけどっ
悔しい…
こうなったら…
A「おりゃっっ!」
(沖矢)「え?」
思いっきり沖矢さんの腕を掴んでベットにひきこむ。
横に沖矢さんを倒れ込ませた。
A「ふふっ、これでおあいこですね」
(沖矢)「何するんですか。」
こっちの台詞だと言わんばかりに、沖矢さんを突っつく。
A「勝負は勝負なので、今晩だけお世話になります。」
(沖矢)「はい。分かりました。ごゆっくり。」
沖矢さんは、そう言ってベットから立ち上がり
お風呂の説明と、着替え、飲み物の話をして出て行った。
何か、凄いことになっている気がする。
でも、悪くない。
私はお風呂に入るため、するりと部屋を出た。
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作成日時:2018年12月13日 22時