676話 ページ26
男「く・・・そ・・・。」
平助「なあ、いい加減にしろよ。
おまえらが捕まえてる奴のところに連れてけって言ってんだ。」
血で濡れた日本刀を突き付けられるなんて言う光景を誰が予想できただろう。
男を連れてこいと命令された。
大勢の追手でただ一人を攫ってくる簡単な仕事。
殺すなという命令だったから銃はない。
それでも失敗するなど微塵も疑わなかった。
命令と、己の保身。
男「・・・・・・わかった、言うとおりにしよう。」
何者なのかは知らないが、どうせこの男は殺される。
それならその男に殺されるのなんて御免だ。
脅されて仕方なくなら言い訳になるし、ヤバそうなら何処かに高飛びすればいい。
それだけの打算を瞬時に頭に巡らせる。
平助「妙な真似するなよ。」
男「わかってる。・・・こっちだ。」
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朧 龍 - 30000hitいきました、ありがとうございます! (1月23日 11時) (レス) id: 940989ec5c (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 20000hitいきました、ありがとうございます! (2021年1月15日 20時) (レス) id: 345339f75a (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 10000hitいきました、ありがとうございます! (2019年4月22日 15時) (レス) id: 6e67730913 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 名無しの少女第2章、三周年を迎えることが出来ました。ありがとうございます! (2018年12月29日 3時) (レス) id: 345339f75a (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 桜龍さん» コメントありがとうございます!励みになります!これからも楽しんでいただけると嬉しいです。 (2018年12月29日 2時) (レス) id: 09eed93317 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朧 龍 | 作成日時:2018年6月5日 17時