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568話 ページ28

貴女「君も随分余裕だねぇ。」









平助「余裕、なんかっ、ない!」









大きな音にかき消されないように怒鳴るみたいな会話に笑いがこみ上げてくる。









貴女「フッ、ハハハハハッ!」









平助「わ、笑うなあーっ!」









他(前のカップルなんかスゲーな!?)









グルリと一回転するともうゴールも近い。









だんだんとスピードも落ちていく。









貴女「あー、本っ当に楽しいね!」









平助「おまえが楽しいんならそれでよかったよ。(グッタリ)」









貴女「あ。」









するりと外れた手に思わずそんな声をあげてしまう。









平助「ん?どうした?」









貴女「・・・・・・ううん、なんでもない。」









残念ながらまだ手を繋いでいたい、なんて言える素直さを僕は持ち合わせてない。









貴女「じゃ、言ってたとおり、お昼にしよっか。お弁当、作ってきたから。」









預けていた手荷物を受け取って僕は気持ちに鍵をかけようとした。









平助「よっしゃ!じゃああっち行こうぜ!」









パシッと手を握られた瞬間、僕の心臓は大きく跳ねた。









貴女「っ///////////////」









平助「A?」









貴女「へ、平気!大丈夫だから!」









ああ、失敗した、想いが溢れて止まらない。









ま、いいかと呟く君に、僕はほっと胸を撫で下ろす。









こんなにも顔が熱いのに、僕はちゃんと欺けてるのか?

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朧 龍 - 40000hitいきました、ありがとうございます! (2022年7月22日 22時) (レス) id: df44173df6 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 30000hitいきました、ありがとうございます! (2019年8月15日 2時) (レス) id: 345339f75a (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 20000hitいきました、ありがとうございます! (2018年12月28日 17時) (レス) id: 09eed93317 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 10000hitいきました、ありがとうございます! (2018年1月26日 16時) (レス) id: b9ef8b0095 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - Shuka*さん» ありがとうございます!二日かけずにですか、それなりの長さがあるはずなんですが、すごいですね!これからも楽しんでください♪ (2017年10月28日 0時) (レス) id: 23676ca79d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朧 龍 | 作成日時:2017年6月18日 10時

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