366話 ページ36
木を揺らされたのだ、とわかった時には
足が枝から離れていた。
鋼線を巻き付けて落下は避けたが完全に居場所はわれた。
ドンドンとやたらめったら銃弾が飛んでくる。
そのうちの一つが頬を掠める。
その程度ならすぐ癒える。
綱道「やめろ!」
後ろの方から飛んできた鋭い指示に羅刹が従う。
・・・何のつもりだ?
綱道「君は、鬼、なのかね?」
一瞬表情が強張った。
綱道「新選組に鬼がいるらしいとの報告は聞いていたが、そうか、君か。」
彼が僕の方を見て笑う。
その笑みはとても冷たくて。
ああ、僕はこの笑みを知っている。
それが、僕と綱道の初対面だった。
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朧 龍 - 60000hitいきました、ありがとうございます! (2023年4月6日 23時) (レス) id: 43c48621e7 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 50000hitいきました、ありがとうございます! (2020年3月18日 19時) (レス) id: 345339f75a (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 40000hitいきました、ありがとうございます! (2018年12月17日 16時) (レス) id: ea8560f806 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 20000hitいきました、ありがとうございます! (2018年3月26日 9時) (レス) id: dfcc0b32bc (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 10000hitいきました、ありがとうございます! (2017年2月2日 21時) (レス) id: bdb3c46ea6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朧 龍 | 作成日時:2016年9月30日 23時