348話 ページ18
できるだけ淡々と予め決めてある情報を口にする。
男「土佐藩の酒田という男で、我々も追い詰めまではしたのだが逃げられてしまってな。
今は甲府に潜伏しているとのことだ。」
土方「甲府、か。」
男「ああ。今度の戦はそなたたちにとって弔い合戦というわけだ。
心してかかってもらいたい。」
土方「だそうだぜ、近藤さん。」
男「!!」
男の目の前に現れたのは紛れもない新選組局長、近藤 勇だ。
近藤「俺の弔い合戦か、腕が鳴るな!」
土方「いや、あんたは死んでるらしいから戦えねえだろ。」
近藤「ハハハ、そうか、それもそうだな。」
何故この男は今目の前に立っている?
いるはずのない男の存在に動揺する。
男「なっ、これはいったい・・・・・・?!」
その瞬間男は知る。
いつの間にか己を取り囲むように立っている幹部達。
それぞれが一撃で勝負のつく距離にいることに。
ここで下手に動けば間違いなく自分は死ぬだろうということに。
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朧 龍 - 60000hitいきました、ありがとうございます! (2023年4月6日 23時) (レス) id: 43c48621e7 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 50000hitいきました、ありがとうございます! (2020年3月18日 19時) (レス) id: 345339f75a (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 40000hitいきました、ありがとうございます! (2018年12月17日 16時) (レス) id: ea8560f806 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 20000hitいきました、ありがとうございます! (2018年3月26日 9時) (レス) id: dfcc0b32bc (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 10000hitいきました、ありがとうございます! (2017年2月2日 21時) (レス) id: bdb3c46ea6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朧 龍 | 作成日時:2016年9月30日 23時