親友と死んだら魔界にトリップしたらしいのでアクドルやります！

オペラ「５話です」(親友)「(名前)って自覚ないの？」『何の？』(親友)「あー……何でもない(アズくんがお前のこと好きだ、なんて、私が言うことじゃねえよなあ……)」 ページ6

その日、帰ってから。
　私と愛花はおじいちゃんに呼び出された。
　大事な話だって言ってたけど、一体何だろう。
サリバン「……君達に、アクドルをやってほしいんだ」
　珍しく真面目な顔で告げられて、一瞬思考が停止する。
　え、アクドル？ アクドルってあの？
　感じで書くと“悪取ル”だっけ？
愛花「えっと……何て？」
　うん、そりゃそうなるわな。
サリバン「アクドルになってほしいんだ」
　いやいやいや……
A「目立つじゃないですか！」
サリバン「大丈夫だよ〜君達魔力強いみたいだし！」
　なんて無責任な……そして何で私達？
A「……もしかして、ユニットですか？ 愛花と」
サリバン「そうだよ〜」
愛花「アクドルって、素質的なのあるんじゃないんですか？ 魅力みたいな」
サリバン「え、君達自分の魅力知らないの〜？ そのブレスレット外してみて〜」
　言われた通り、右腕に嵌めていた金色のブレスレットを外す。
サリバン「それを外した君達の魅力は結構高いよ〜」
　……は？ そんなわけないでしょ……マジ？
　てことはこれで遮断してたの？
　やばいな、チート過ぎる……！
愛花「アクドルって、バレちゃ駄目なんですか？」
　あ、確かにそれは気になるかも……。
サリバン「でも君達の場合、バレないなんて無理だろうね〜」
A「え、何で？」
サリバン「髪色とか魔力とか、色々特殊だから。でもまあ、バレないように頑張ってね！」
　マジで無責任すぎんだろ……てかもう確定なのね。
　あー、やりたくねー。

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