story52 “アンタら”は ページ11
『ッ……！あっ、稲森明日人！一星光！』
落ちた先で私はまた、二人と再会することができた。幸いなことに命を落としているなんてことはなかった。
しかし、稲森明日人は足を痛めたようで、一星光の肩をかりるようにして立ち上がった。
「北条さんは、大丈夫ですか？」
『私は大丈夫……ッ！』
ずんっと足に響く痛み。捻ってしまったのだろうか。
「北条さん！足、痛むんだったら肩かしますよ」
そう言って私へ手を差し伸べる。
『いや、私はいい』
「えっ……でも」
『だから、必要ねぇから。大丈夫だって……別に歩けないわけじゃない。それに、選手である稲森明日人を優先しろよ』
「そうですか……じゃあ、雨宿りできる場所を探さなきゃ」
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雨のなかをしばらく歩くと、ちょっとした洞穴を見つけた。
人が二人から三人が入れるか入れないか程度のものだったが、今の私たちは文句を言ってられないため、怪我をした稲森明日を優先的に洞穴へ入った。
「止むといいんだけど……」
『どうせにわか雨だろう、すぐに止む』
だんだんと日が落ちてきたころ、雨は上がった。
虫の鳴き声も聞こえてくる。
「やっと止んだね」
「あぁ。でも夜に動くと危ないかも……朝までここにいた方がいいよな。
今頃みんな心配してるかな」
稲森明日人は不安そうに眉を八の字に下げている。
『大丈夫だよ。アンタら二人のことは心配してるだろうよ。直に探しに出るだろう私は、どうも思われてないかもしれないけどね』
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��(プロフ) - 小桜さん» 小桜さん、ありがとうございます〜！短い間でしたが、お付き合いいただきありがとうございました…！ (2021年3月15日 14時) (
レス) id: 571740c931 (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - 完結、おめでとうございます！ (2021年3月14日 19時) (レス) id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月6日 8時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
��(プロフ) - 小桜さん» 小桜さん、コメントありがとうございます…！夢主褒めていただけて光栄です〜！はい、これからもご期待に添えるように頑張っていきますので、何卒よろしくお願いします！ (2021年2月21日 15時) (レス) id: 937d8618c2 (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - 夢主ちゃん、なんかカッコいいです！続きが気になります！これからも、頑張って下さい！！ (2021年2月20日 21時) (レス) id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
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