story Other 何でやるのかわからない ページ12
『まぁ、とりあえず私はよそ者ってことでしょ？帰れるまで大人しくしてっからあの部屋借りるね』
ここにいても私は帰れる訳でもない。
そもそもここに来た理由すらわからないのだ、ただ起きてスマートフォンをいじっていたらいつの間にかここにいた。それだけ。
だからここでうだうだ話をしていてもらちが明かない。だったらここに来たときと同じ状況にいようと思った。
「ねぇ、ちょっと待って！時間軸が違うだけなら君もサッカーやってたんだろ？俺、稲森明日人！君のこと教えてくれない？」
『時間軸違うだけってだけでサッカーやってるわけないだろ、私は北条A。さっきも言った』
「……！っ……サッカーってすごく楽しいんだ！」
『楽しい？私にはサッカーの楽しさはわかんないよ。ただ動き回ってボールを蹴って、疲れるし汗はかいてベトベトするし私にはやりたいとは思わない』
「なんか、不良みたい……」
ぼそりとロングヘアーの女が言った。
『は？なに、私が不良？』
「でも、言われて見ればオマエって不良っぽいよな、なんか灰崎みてェ……」
「おい、ちゅるちゅる頭……誰が不良だって…………？」
「あ？！誰がちゅるちゅる頭だッ！！」
「でも、たとえ北条さんが不良だとしても凛とは結構違う感じだよね」
緑色の目をした赤髪が言った。
「あれだろ？凛が言ってたじゃねぇか、表の不良と裏稼業をする裏の不良がいるって……それのせいじゃねぇか？凛は裏でコイツは表」
あぁー、イライラしてきた。
『さっきから聞いてるとさぁ、私のことを不良だって決めつけてるようだけど私、不良じゃないから。
私は色々中途半端で、母さんには迷惑かけるしこれと言って好きなこともやり込めるものもない……だからさぁ、私は不良なんかじゃなくってただの落ちこぼれな中途半端野郎なわけ、わかった？
その凛っていうヤツみたいに、覚悟決めてヤンキーやってるすごい奴らと私は一緒じゃねぇんだよ』
「じゃあさ！一緒にやろうよ！サッカー！！」
稲森明日人がキラキラと目を輝かせ大きな声で言った。
『ねぇ、稲森明日人、私の話聞いてた？』
「聞いたよ！だけどさ、難しいこと言ってたってどうしようもないだろ？なんかの縁があって会えたかもしれないしいつお別れになるかわかんないし、やろうよ！
監督！円堂さん！いいですよね？！」
「そうだな！北条も一緒にやろうぜ！ようしみんなサッカーやろうぜ！！」
円堂というのだろうか。彼がそういうとオドオドしたり警戒していたやつらもみんな一緒になっていた。
story Other わかんないから→←story Other 同じが違うで違うが同じ
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��(プロフ) - 杳覇さん» ！！！！！ありがとう！！！(歓喜)北条は自分と人を比べてしまう癖があって…！！(自分の癖でもある)くらはのも本当に最高過ぎて画面の前でﾆﾏﾆﾏしてました(ｷｯｼｮ)ホントに文の書き方がうまくて頭のなかでみんな動いてたよ((( (2020年12月9日 20時) (
レス) id: 937d8618c2 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 最高……でした……！！(言葉にならない) (2020年12月9日 18時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - あああああああ蓬莱ちゃんと自分を比べる北条ちゃんにうるっとくる……！！！(衝動が抑えきれずコメントしてしまった) めちゃくちゃ面白いやばい大好き！！！！ (2020年12月8日 18時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
��(プロフ) - 杳覇さん» ありがとう〜！！3話くらいになる予定………やったーーーーー！！！！！画面の前で期待して待ってる！！！！！！！ (2020年12月5日 17時) (レス) id: 937d8618c2 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - キターーーー！！！！ 楽しみすぎるちょっと待って私も書く！！！！ (2020年12月5日 16時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
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