相手の家 ページ4
目が覚めると全く知らない場所。
ベッドの上。
そしておでこに乗せられているタオル。
「ん………。」
ズキズキと痛む頭とそれを見て焦った顔をするキミ。
全く知らない相手にもこんな顔するんだ、この人は。
『大丈夫?俺、前野智昭。ぱっと見て高校生ぐらい。あんな時間帯に何してたの。ただでさえ女の子なのに………。』
微笑みながらそれとなく怒りの顔を浮かべていた。
「私は(人1)Aです。高校三年生。」
前野さんはへぇ……と言っておでこのタオルを取り替えた。
ギシッっと揺れるベッドに近づく距離に不覚にもドキドキしてしまった。
「前野さんは………どんな女の子にもこんな事するのですか。」
パッっと前野さんは俯き、私に近づき馬乗りになった。
ギシッ…………
『する訳無いじゃん。俺がそんなにタラシに見える?』
「だっ………だって女の子の扱い慣れてるし、変にドキドキさせるし……。」
私の顔は今真っ赤だろう。
触れそうで触れない身体にもどかしささえ感じた。
『そんな俺を誘うような身振りするからだよ。だって胸はだけてる…………。』
私の着ていた服はパジャマのネグリジェだった。
確かに胸元は緩いが見えるほどの胸は無いのでどうでも良い。
「だとしてもだよ…………。こんな馬乗り。」
『俺苦しそうな顔してるキミが気になってしょうがないんだ。だから……………助けさせてくれないかな?』
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まえぬ専用眼鏡 - ヤバイです!!凄くよかったです!よければ、続きも見たいです!!なんか…ありがとうございました(#^.^#) (2016年3月21日 19時) (レス) id: cc00c49f0c (このIDを非表示/違反報告)
小湊なち(プロフ) - 釉季さん» ありがとうございますo(^o^)o更新がんばります☆ (2015年3月7日 14時) (レス) id: 08b6ee6a8d (このIDを非表示/違反報告)
釉季(プロフ) - まえぬの小説少ないので嬉しいです(OvO)まえぬが1番好きなんで… 更新頑張って下さい!続き楽しみにしてます! (2015年3月6日 20時) (レス) id: 5b87484325 (このIDを非表示/違反報告)
小湊なち(プロフ) - アイリナちゃんさん» どうしたぁぁぁぁぁ(゜ロ゜) (2015年2月23日 18時) (レス) id: 08b6ee6a8d (このIDを非表示/違反報告)
アイリナちゃん - オフッ(^р^) (2015年2月23日 18時) (レス) id: 600fc40651 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小湊なち | 作成日時:2015年2月11日 22時