ニコル・アスカルトの初恋。

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-パーティー会場-

　

カ「ソラ様は、何を着てもお似合いですね！」

　
『ぁ、ありがとう…ございます。』



　


今回のパーティー用ドレスのデザインは、
紺の生地に白や銀の刺繍が施されたもの。


　


メ「と〜っても！お似合いですわ！」

ソ「すごく、お似合いです‥！！」

　


『…すみ､ません、私･･は少々席･･･を、外させ･･･ていただきます。』

　

カ「どこかへいくの？」


『はい、すみま…せん。』

　

メ「わかりましたわ！」

ソ「お気をつけて」

　




　







　



　



　







　


『今日…は、生徒だけの…ものと…聞いていた、のです、が…。』





カ(ｲﾘ)「うるさい。
……お前の学校生活はせいぜいあと２カ月ほどだ。」

　

『っ…？
な、何故…です、か…。』


　

カ(ｲﾘ)「いいから、わかったな。」


　
『ッ…は‥ぃ…。』


カ(ｲﾘ)「返事か小さいぞ！
家に帰ってきたら覚えておけ！！」


　
『ッ…はい。』


　


昔からそうだ。

なんでもないような顔して


　
他家の貴族がいるときだけ
「キチンと指導力も優しさももってる大人です」


　



って顔して。

　




本当は、


　






　


鬼のようで…





　



　




「教育」と呼んで正当化させてるだけ。



　




　







　





　


『“時”の魔力(こんなチカラ)…もたな、きゃ‥よかった…っ…！』



　





　





パーティーになど、
戻る気にはなれなかった。


　





　

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