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廉side


優太に断られたショックよりも、紫耀に見られたショックの方が大きいことに気づいたのは、次の日の朝やった


やからなのか分からんけど、いつもよりも早い時間に学校に着いてソワソワしながら紫耀が来るのを待っとった


でも、結局来なくて、上の空状態だった俺は、2時間目のサッカーの時、敵チームのやつの足に引っかかって、足首を捻った





先生に言って、保健室に行って服を着替えるために教室に戻ってくると、紫耀の姿があった




廉「紫耀……」


そう声をかけると、肩をビクッとさせて振り返った



廉「紫耀、何してんの?」



平常心を保ちながらそう聞く


きっと、紫耀は見てない。そう思ってないと、まともに顔すら見れない



紫「え?」


廉「寝過ごし?」



そう言いながら、自分の席に向かう


そのため自動的に紫耀の横を通り過ぎることになる


横を通り過ぎるだけやと自分で思っても、紫耀に近づく度に高鳴る心臓。


着替えながらも、横から紫耀の視線が刺さってくる


一通り着替え終わって、前髪を直しとると、



紫「なぁ……廉?」



紫耀が横から声をかけてきた


廉「ん?」


俺が紫耀の方に顔を向けたと同じくらいに



紫「昨日……さ」


そう言って、言葉を詰まらせた


見とったんやろうなぁ…


でも、紫耀はそのまま何も言わないまま


授業は残り五分で終わる


聞くんやってらはよう言って欲しい



紫「岸先生とさ……」



ほら……やっぱり見とったんやん



廉「……しとったよ。」



紫耀があんまりにも言わんから俺の方から言った


もう……ええ。これで紫耀が俺のこと軽蔑しても……


紫耀が俺から離れてっても


どうせ……バレることやったんやし……



廉「紫耀が見た通り……優太とキスした」

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チョコ - 続きが気になります!応援してますー。 (2020年1月30日 15時) (レス) id: c2bfb0fe32 (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - しょうくんとれんくんの気持ちがこれからどう変わっていくのか気になります!これからも更新楽しみにしております(^^) (2020年1月23日 2時) (レス) id: a469a6ca9b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:飛凪 | 作成日時:2020年1月19日 12時

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