artem

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｢ぎゃあ！！？」


盛山｢えっ、なに！？」


阪本｢………………、2人で、何してるんですか」



消えたと思っていたマユリカさん(厳密に言うと阪本さんだけ)が、盛山さんの背後から恨めしそうに睨む双眸と目が合った


怖すぎて変な声出たやんか やめてよ



まだまだ浅い私の、「サカモトリセツ」を引用すると、


恐らくこれはかなり機嫌が悪い めちゃくちゃイライラしてる


盛山｢うおっ！？な、なんや、阪本か……ビックリした、変な登場の仕方やめろや」


阪本｢Aと何してたんすか」


盛山｢何もしてへんわ！話してただけやろ」


阪本｢何の話？」


盛山｢え？いや、最近頑張ってるやんけって……」


阪本｢……ほんまに？」


｢ほ、ほんまですよ、」


じゃあなんでその流れでAの頭撫でる必要があるん、と阪本さんは尚も睨みながら、盛山さんの後ろから出てきて私の手を取る


え、いやそれは、と説明する前に、

失礼します、と無理やり引っ張られ、盛山さんのフィールドから強制リタイアさせられることになった


｢あ、ちょ、ちょっと！阪本さん！？」


盛山｢おい！？2人してどこいくねん！？」


｢盛山さんすみません！！またどこかで埋め合わせします！！すみませんすみません」


阪本｢盛山さんの名前呼ばんといてくれる？」


｢なんでやねん……ちょ、阪本さんってば！」














盛山｢なんやったんやアイツら……」


堂前｢全部見てましたよ〜〜盛山さん、阪本の地雷全部踏んじゃいましたね〜」


盛山｢え、どゆこと？」

















｢ちょっ……と、阪本さん、阪本さん！」



待ってくださいよ！腕痛いですってば！と肩を叩く
でも全然止まってくれないし、むしろズンズン前に行ってる気がする


くそー全然言うこと聞いてくれないし、何で怒ってるか分からないから謝りようもない


中途半端に謝るの、阪本さん1番不機嫌になりそうよなあ


「それ何に対して謝ってんの？適当やん、心こもってないやん！」


って言われそう


そういうあれこれ、全部中谷さんからレクチャー済みだからわかるんだよな



仕方ない、奥の手を使うしか……





｢匠伍さん！止まって！！」





下の名前で呼んでやると、分かりやすいほどピタッと止まる阪本匠伍さん(32歳)。いい加減にして 子供かな？










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