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「むしろ、その子のペースでいいんじゃないかなあと思うよ」
「え……」
「とられれるぞって、多分おちょくられてるだけやし。反応見て楽しんでるんよ。
"アイツはそういう奴やし"。変に焦って急いで、失敗したら元も子もないやろ」
勿体ないやんか、他人の茶化しで好きって気持ちを簡単に伝えたら、と微笑む。
「まあ確かに人気者やったら倍率高いかもしれんけど。
ロケーション整えて、しっかり自分で選択して決断して伝えるのが一番いいと思うよ、私は」
なんにしろ、後悔はしないように、とニコッと笑う。そう伝えといてくれ〜とビールをまた飲む。
本当に真剣に答えてくれる。
勝手に俺に送ったものだと考えて、感動する。
ほら〜そうやって笑うとことか！ほんまに、どうしようもなく好きやねん。
「……Aさんは、好きな人とかおるんですか？」
「ん？私？……いや？いないけど？」
どうしたん、とニヤニヤしながら口元を拭う。その顔で浮かれていた気分が一気に晴れた。
……まさかこの人……。
「……ホンマにおらんすか？マユリカさんと仲良いでしょ」
「仲良いけど〜中谷とかは論外やろ！不潔以前にそういう目で見られへんって」
「……じゃあ後輩は」
「後輩？……私は全然年齢気にせえへんタイプやけど」
あは、好きな気持ちが何より大切やと思うよ、とやはり変わらずニヤニヤしながら俺を見る。
その上目遣いがえっろくてえろくて。
「……アンタ、気づいてるでしょ」
「えー？なにがー？」
「ほんま、やってるわ……」
「あっははは！というかせめるが先輩舐めすぎちゃう！？」
"アイツそういう奴やし"。
この言葉で気づくべきだった。
これでも割と注意深く、あくまで"悩める恋を助けてあげる優しい友達"を装って彼女の意向を探ってたけど、もう筒抜けだったということか。
めっちゃダサいやん、俺。
「で？何？ちゃんと言ってくれへんの？」
「…………ほんま、ずるいっすわ」
「ほら、今までのことは聞かんかったことにしてあげるから」
言ってや、と大きな目がゆっくり瞬きする。
その瞳に写った俺の顔は、思わず吹き出してしまうほどに真っ赤だった。
はあ、とため息をついて、こういうときの決まり文句を口にした。
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流(プロフ) - 244yukaさん» わざわざありがとうございます〜！(˶◜ᵕ◝˶)もちろんです！！！！書かせてください！！！！ (2022年8月30日 0時) (
レス) id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - まっしゅさん» はじめまして〜！コメントありがとうございます₍ᐡඉ ̫ ඉᐡ₎♡阪本さん少ないですよね…もう供給無さすぎてカラッカラですよね……いつでも涸れたら遊びに来てくださいね……マユリカさんメインになると思うので……！ (2022年8月30日 0時) (レス) id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
244yuka(プロフ) - あ！えと本日のお酒のステージで踊って、です！！ (2022年8月30日 0時) (レス) id: 14faa5d2a0 (このIDを非表示/違反報告)
まっしゅ(プロフ) - 初めまして！阪本さんのお話を書いている方をなかなか見つけられなかったので、とても嬉しいです(;_;)また書いてくださると嬉しいです、！！ (2022年8月29日 23時) (レス) id: 4cd9671825 (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - たまごさん» そう！！そう、中谷さんマジでないんですよ……少ないんじゃなくて、ないんですよね……大丈夫、私がその場所を作ります……(？？？)いつでも戻ってきてください₍ᐡඉ ̫ ඉᐡ₎シチュエーションリクエストも待ってます🫶 (2022年8月29日 22時) (レス) id: a6a9c1ba3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流 | 作成日時：2022年8月27日 1時
